楳図かずおさんお別れの会 「第二の親」「激レア人間」 親交深い漫画家たちが追悼

2025年5月28日(水)18時0分 スポーツニッポン

 昨年10月28日に88歳で亡くなった漫画家の楳図かずお(うめず・かずお、本名一雄=かずお)さんのお別れの会が28日、東京都武蔵野市の吉祥寺エクセルホテル東急で営まれた。「うずまき」などで知られる伊藤潤二氏(61)や「土竜の唄」などで知られる高橋のぼる氏(60)ら関係者が別れを惜しんだ。

 2人はお別れの会の前の囲み取材に登場。楳図さんと同じくホラー漫画家の伊藤氏は「私にとって楳図先生は第二の親のような、尊敬する存在でした。『第1回楳図かずお賞』を頂き、佳作でしたが、それを頂いたのが本当に一生最大のご褒美だったと思っています」と語った。「これから先生の第二の活躍が始まるなと思っていたんですけども、本当に早すぎると思いまして、とても残念に思っています。ただただ、ご冥福をお祈りするところです」と追悼した。

 楳図さんのアシスタントを務めていたことのある高橋氏は、「超レア人間というか激レア人間です」と表現。「ストーリーの緻密さですが、何か宇宙と交信してんじゃないかなっていうぐらい、ものすごいものを作るんですよね。同じ漫画家としては到底到達できない、凄い生き様ですね」と敬意を払った。

 楳図さんは1936年9月生まれ、和歌山県出身。55年に「森の兄妹」でプロ漫画家デビュー。ホラー漫画の第一人者として活躍した。代表作は「漂流教室」「まことちゃん」など。ホラー漫画を軸にSF、ギャグと幅広い分野で漫画文化へ貢献した。

 

スポーツニッポン

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