楳図かずおさんお別れの会 遺影は赤白ボーダー柄で「グワシ!」 赤と白の花で彩られる 【主な参列者】
2025年5月28日(水)13時18分 スポーツニッポン
昨年10月28日に88歳で亡くなった漫画家の楳図かずお(うめず・かずお、本名一雄=かずお)さんのお別れの会が28日、東京都武蔵野市の吉祥寺エクセルホテル東急で営まれた。関係者約200人が参列。最後の別れを惜しんだ。
遺影はトレードマークの赤白ボーダー柄のシャツと赤い帽子姿で「グワシ!」のポーズをする楳図さんの写真。吉祥寺にある自宅マンションで取材中に撮影された1枚だという。祭壇には赤白のボーダーをイメージしたデザインで胡蝶蘭やバラなどの花7000本が飾られた。
また、会場には楳図さんの作品や「まことちゃん」のフィギュア、楳図さんが愛用していた赤白ボーダー柄の普段着や数々のトロフィーなどが展示された。
タレントの中川翔子は弔辞で「私たちファンは先生が残してくださった宝物のような作品と魂をこれからもずっとずっと語り継いでいきます。地球が回り続ける限り、次の世代へと愛を叫び続けます」と誓った。他に、漫画家の里中満智子氏、伊藤潤二氏、高橋のぼる氏が弔辞を読んだ。
楳図さんは1936年9月生まれ、和歌山県出身。55年に「森の兄妹」でプロ漫画家デビュー。ホラー漫画の第一人者として活躍した。代表作は「漂流教室」「まことちゃん」など。ホラー漫画を軸にSF、ギャグと幅広い分野で漫画文化へ貢献した。
▽主な参列者 福田淳、ちばてつや、なだぎ武、稲川淳二、江口寿史、山咲トオル、ASKA(CHAGE and ASKA)、久住昌之、荒木飛呂彦(順不同、敬称略)