「進歩的な女性たちを描いた」シアーシャ&ローラ・ダーンら“若草物語”への想い語る

2020年5月29日(金)16時0分 シネマカフェ

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

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『レディ・バード』グレタ・ガーウィグ監督がシアーシャ・ローナンを再び主演に迎え、時代を超えて愛される世界的ベストセラー小説「若草物語」を映画化した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。

この度、主人公ジョー役のシアーシャ、末っ子エイミーを演じたフローレンス・ピュー、三女ベス役のエリザ・スカンレン、姉妹の母親を演じたローラ・ダーンの4人が集ったロングインタビュー映像をシネマカフェが独占入手した。



作品の普遍性について聞かれたシアーシャは、「どの名作でも同じだと思うけど」と前置きしながら、「失って初めて分かる子供時代の貴重さや、家族の助け合いが描かれてます。互いに文句を言い合いながらも支え合う家族。夢に向かう努力も大事なテーマです。成功までの苦しみが描かれています」とコメント。


「原作のルイーザ・メイ・オルコットは、5人を全く違う個性の女性として描きました。幸せの形もそれぞれです」と、誰にでも共感できるキャラクターがいると本作の魅力を力説、隣でベス役のエリザも頷いている。


そしてグレタ・ガーウィグ監督について、「『レディ・バード』ではとても怖かった(笑)!もちろん大好きな作品です」と初めての出会いをふり返りつつ、「グレタは監督としてどんどん成長を遂げています」と賛辞を贈った。

現代的に生まれ変わった“若草物語”を演じるためにセリフのやりとりにスピード感を求められ、苦労したと言うシアーシャ。しかし、結果的に画面の中に生き生きとした動きが生まれ「古き良き時代のドラマだなんて全く感じませんでした」と明かす。


本作の特徴の1つといえる“大人になった4姉妹から始まるストーリー”については、「今と昔の間を瞬時に行き来するのです。誰もが知ってる結末まで物語が少しずつ明かされていく。観客の理解力に任されている部分も大きくてピースの組み合わせを行うのは観客自身」と語る。

また、「メリル・ストリープとの共演について何を感じたか」と問われたフローレンスが、「実を言うと覚えてない」と告白。「ひたすら圧倒されて彼女を見つめていました。メリルはとても知的な女性です。人間的にも素晴らしいし、みんな彼女との共演を夢見ています。メリルに憧れてる人は大勢います」と、大女優のオーラに圧倒された共演シーンの思い出を語る様子も。


続いて、『マリッジ・ストーリー』のアカデミー賞女優ローラは、「これは革新的かつ進歩的な女性たちを描いた作品。この作品の力強さはそこにあります。彼女たちが知性や才能を誇示することもない」と語り、例えば、貧しい生活の中、4姉妹を育てていく母親の大変なストレスを“家族の毎日を賑やかに描くこと”で中和してみせるなど、ガーウィグ監督ならではの“進歩的な女性たち”の描き方を明かしている。



『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は6月12日(金)より全国にて順次公開。

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