けん玉×青春映画『ダマガール』 現役トッププレイヤーのW主演で8月15日公開決定
2025年5月29日(木)12時50分 オリコン
映画『ダマガール』8月15日公開決定 (C)清水佳代子
日本の伝統的な遊びであるけん玉は、今や世界中で愛されるアーバン・スポーツへと進化。雨の日でも屋内で手軽に楽しめる手軽さが、アメリカやヨーロッパの若者たちの間で人気を呼び、そこから“フリースタイルけん玉”としてグローバルなムーブメントに発展した。年齢・性別・人種・障害を問わず楽しめることも、世界中で流行した理由の一つと言われている。
近年フリースタイルけん玉選手権に出場する女性プレイヤーの増加により、“ダマガール”という呼称も生まれている。本作は、そんな“ダマガール”として成長していく二人の少女の青春と友情を描いた【けん玉×青春エンターテインメント】作品だ。
物語の主人公は、マヤとミチル。マヤは明るく元気な少女だったが、不慮の事故をきっかけに孤独を抱え、塞ぎ込んでいた。そんな彼女がけん玉と出会い、世界を目指す——。マヤを演じるのは、現役のけん玉プレイヤーのYUA。国内の大会で好成績を重ね、デンマークのけん玉ブランド「KROM」からサポートを受け、ダンスとけん玉を融合させた独自のパフォーマンスで人気を博す彼女が、演技初挑戦ながら堂々たる主演を務めている。
一方、ミチルも、同じ事故に巻き込まれ車椅子生活を余儀なくされるが、けん玉との出会いが彼女の人生を変えていく。ミチル役を演じるのは、2023年けん玉ワールドカップ女子部門の世界チャンピオン・NOWA。アメリカのけん玉ブランド「SOL KENDAMAS」からサポートを受け、世界で活躍するトッププレイヤーだ。彼女も本作で初めて演技に挑戦したが、ハンディキャップを背負う難役を見事演じた。
劇中では、ふたりのトッププレイヤーが圧巻のけん玉パフォーマンスを披露。高難度の技を軽やかにキメるシーンは、まさに必見だ。
また、マヤの母親役にしゅはまはるみ、ミチルの母親役に岩橋道子、マヤの祖父役に漫才コンビ「おぼん・こぼん」のこぼん、ミチルの祖父役におぼん。親友同士の少女たちと同様、劇中でも祖父ふたりのユーモラスで心温まる掛け合いが描かれる。さらに、学校の先生役でダイアモンド☆ユカイが出演する。
監督・脚本・企画を手がけたのは、映画『ナポリタン』(監督:上田慎一郎)や、バラエティ『さらば青春の光のモルック勝ったら10万円!』などを手がけた清水佳代子。彼女がプロデュースを務めた「ストリートけん玉世界選手権(Catch & Flow)」の経験をもとに制作した、けん玉と青春を融合させた意欲作となっている。
■桜井マヤ役:YUAのコメント
初めての映画、初めての演技。すべてが新しい挑戦でしたが、最後まで楽しんで向き合えました。私もまだ見ていないので楽しみですし、この映画をきっかけにけん玉を始めてもらえたらうれしいです。
■本城ミチル役:NOWAのコメント
本城ミチル役のNOWAです。演技は今回のダマガールがはじめてでした。ミチルは負けず嫌いで芯の強い女の子です。怪我をしたことがきっかけでけん玉に出会い目標ができるのですが、けん玉がきっかけでいろんな変化が起きるところは自分と重なる部分がありました。諦めずに進んでいく姿をぜひ見ていただきたいです。この映画を通してけん玉に興味を持つ方々や"ダマガール"が増えたらとてもうれしいです。
■ストーリー
中学で親友のマヤとミチルはいつも一緒。しかし不慮の事故でミチルは車椅子生活となり転校、友情が途絶えた。失意の生活を送る2人。しかし、「ストリートけん玉」という競技に2人とも引き寄せられ、世界選手権を目指すことに。
本戦当日、技を競い合うマヤとミチルの競技を見守る2人の母と仲間たち。マヤとミチルは世界選手権【CATCH&FLOW】という晴れ舞台で、果たして数々の個性的なライバルたちに勝つことでできるのか。そして、元親友の2人の“友情の行方”は——。