古古古米も変わらない?金子恵美氏、小泉農相の備蓄米アピールに違和感「味は同じと...いかがなものか」
2025年5月29日(木)20時32分 スポーツニッポン
元衆院議員の金子恵美氏(47)が29日、TOKYO MX「堀潤Live Junction」(月〜金曜後6・00)にコメンテーターとして出演。小泉進次郎農相(44)がこの日行われた備蓄米の試食会で「どれを食べてもおいしい」などと話したことに言及した。
小泉氏は農林水産省主催の試食会に参加し、2024〜21年産のコメで作られた一口大のおにぎりを食べて「率直にどれを食べてもおいしい」と感想。21年産の古古古米についても「(味などの違いを)そこまで感じなかった」と話した。
米どころ・新潟県出身で実家は米穀の集荷業を営む金子氏は「大臣が21年産の古古古米は味が変わらないというふうにおっしゃっていて、農家の方々にとっても正直いろいろな思いがあって」と小泉氏の言葉に言及。
「確かに管理は低温でできていて湿気ないようにしているのでお米の水分量はどんどん減っていく。お米を多めの水で炊くとその時はおいしいんですけど保温していると絶対変わってくる」と古古古米の味を説明。「そこらへんのことを一緒にやらないと…言い方悪いですけどお米の専門家に聞くと、今回備蓄米を売るにあたって食味を上げるものを添加してるところもある。そういったこともあるのに“味は同じ”と言われてしまうのはいかがなものか」と農相の“備蓄米アピール”への違和感を語った。
これを受けてMCのジャーナリスト堀潤氏は「コメのブランドそのものが毀損されかねない」と危惧し、コメンテーターの脳科学者・茂木健一郎氏も「経年変化でどうなっていくか研究したいし、イメージ戦略の問題じゃない」と話した。