羽生九段 藤井王座挑戦まであと2勝 菅井八段に勝利 2年半ぶりタイトル戦へ前進

2025年5月29日(木)21時31分 スポーツニッポン

 ◇第73期王座戦挑戦者決定トーナメント準々決勝(2025年5月29日 東京・将棋会館)

 将棋の羽生善治九段(54)が29日、東京・将棋会館で第73期王座戦挑戦者決定トーナメントの準々決勝に臨み、菅井竜也八段(33)に106手で勝利した。タイトルホルダーは藤井聡太王座(22)=王将など7冠=。羽生は準決勝で屋敷伸之九段(53)と決勝進出を懸けて対戦する。

 振り駒の結果、菅井が先手になり、戦型は振り飛車党・菅井のゴキゲン中飛車になった。お互い王を囲い合う前の29手目、菅井が右銀を5段目に進めて開戦した。羽生は銀交換で手駒にした銀を60手目、菅井角の頭へ打って反撃開始。2枚の成銀で菅井陣を削ってそのまま押し切った。

 羽生は23年1月から始まり、藤井相手に2勝4敗で敗退した第72期ALSOK杯王将戦7番勝負以来のタイトル戦出場まであと2勝とした。王座戦はかつて19連覇したこともある得意棋戦。羽生は17年度竜王戦でタイトル獲得99期とし、節目の100期へ王手をかけてから足踏みが続いているが、6月3日から5番勝負が始まる棋聖戦ではベスト4まで進出するなど地力を証明している。

スポーツニッポン

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