斎藤工、韓国ドラマ『誘拐の日』日本版で主演 永尾柚乃と“疑似親子バディ”

2025年5月30日(金)5時0分 マイナビニュース


俳優の斎藤工が主演を務めるテレビ朝日7月期の新ドラマ『誘拐の日』が、7月8日(毎週火曜21:00〜)から放送される。
同作は、『シグナル』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』などのヒット作を生みだした韓国のスタジオ・ASTORYが、2023年に製作した同名連続ドラマが原作。TBS『下町ロケット』(18)やTBS『半沢直樹』(20)などを手がけたヒットメーカー・丑尾健太郎氏が脚本を担当し、映画『神様のカルテ』(11・14)、『法廷遊戯』(23)などで知られる深川栄洋氏が監督を務める。
主演の斎藤が演じるのは、心臓病の娘の手術費用を確保するため、妻の発案により裕福な病院長の娘・七瀬凛を誘拐しようとする主人公・新庄政宗。最後まで誘拐に踏ん切りがつかず逡巡する新庄は、電話で遠隔操作してくる妻に背中を押され、どうにか目的の院長宅近くにやってくる。そんな新庄の車の前にひとりの女の子が飛び出すも、急ブレーキで事故を免れたものの、少女は気を失って倒れてしまう。気絶した少女こそ、誘拐のターゲットである凛だった。
あっさり誘拐が成功して拍子抜けする新庄だが、目を覚ました凛は自分が誰なのかわからず混乱。凛が記憶喪失になってしまったことに気づいた新庄はとっさに自分がパパだとウソをついてしまい、以来、“父親役”を演じることに。さらにその直後、凛の両親である院長夫妻が何者かに殺害されたことにより、殺人容疑者となってしまう。
新庄に誘拐される病院長の娘で、多言語を操り、博識で発想も鋭い天才児・凛を演じるのは、日本テレビ系『ブラッシュアップライフ』で大ブレークした永尾柚乃。間抜けな誘拐犯で“ニセ父親”新庄を演じる斎藤と、“疑似親子バディ”でタッグを組む。
また、あわせてティザービジュアルも公開。シリアスな表情を浮かべる斎藤と永尾の横には「俺が奪ったのは、運命だった。」「さらわれた私には、秘密がある。」というコピーが刻まれ、2人の口元が隠れた意味深なデザインになっている。
コメントは以下の通り。
○斎藤工
——オファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください。
オファーをいただいて、まずオリジナルの韓国のドラマを拝見したのですが、複雑なストーリーで緊張感が途切れないのに、それでいて笑えるところもあって……。こんなにもさまざまな要素が詰まった作品を、柚乃ちゃんと一緒に作っていくことができるんだ、という喜びが大きかったですね。
——撮影現場の雰囲気を教えてください。
深川栄洋監督の演出がおもしろくて、僕らが今まで培ってきたベース、デフォルトみたいなものをいい意味で壊してくれるんです。僕ら2人だけでなく、キャスト、スタッフ全員にとって、新しい自分が見つかる現場。毎日まったく想像どおりにいかないので、ワクワクしながら撮影に通っています。今では必然的に出会うべくして出会った作品のように感じるほどで、日本版『誘拐の日』特有の“養分”みたいなものが日々、ギュッと現場で生まれている気がしています。
——“マヌケな誘拐犯”新庄政宗の役柄についてはどのようにとらえていますか?
僕は、彼が好きですね。新庄は、“この人、仕方なくそうなってしまったんだな”という、“マヌケたる理由”がある、愛すべき人物だなと思います。実は、プライベートの僕は新庄そのもの。やっと“素”の自分を生かせるときが来たなと思って、今回は演じることをやめました(笑)。“変にスイッチを入れない”という姿勢で撮影に臨んでいます。
——バディを組む永尾柚乃さんの印象は? 撮影でのエピソードも教えてください。
柚乃ちゃんも天才少女ですが、本番ではプロフェッショナルに徹しているのに、合間には「今日の給食はピザトースト! 運がよければおかわりできるの」なんて学校の様子を話してくれたりして、年相応の顔も見せてくれる……そこにすごく安心するし、天才少女である凛の中にもまた“相応”が垣間見える瞬間があり、キャラクターが立体的。役柄に背景をにじませる、素晴らしい表現者ですね。同業者として、めちゃくちゃ尊敬しています。
また、本読みの際、監督が柚乃ちゃんに「今回は子役のお芝居をやめましょう」と話したのですが、それに即座に対応していく“俳優・永尾柚乃”の恐ろしさたるや(笑)! 凛が数カ国語を話すシーンでは撮影の直前でセリフを渡されて、本番で流ちょうに話していたのは驚きましたね。僕だったら絶対に覚えられません! 柚乃ちゃんとは撮影がはじまってかなり仲良くなったので、今の僕の夢は妖怪好きの柚乃ちゃんに妖怪に例えてもらうことです(笑)。
——視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
世の中にはいろいろなジャンルのドラマがありますが、そのすべてのジャンルが詰まったような作品です。とにかく第1話を見ていただけたら最後まで目が離せないドラマになるはずです!
○永尾柚乃
——オファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください。
聞いたときは、思わず飛び跳ねてしまいました。七瀬凛という役を演じられるのが、すっごくうれしかったんです。この作品は物語がおもしろくて、次の脚本が楽しみで毎回ドキドキします。
——撮影現場の雰囲気を教えてください。
凛と政宗さんは追われているので、毎日走ったり叫んだりしていますが、めっちゃ楽しいし、おもしろい! みなさんすごくやさしくて、現場は和気あいあいです。
——“天才少女”七瀬凛の役柄についてはどのようにとらえていますか?
凛ちゃんは天才で、しっかりしていて完璧な子。いつも政宗に怒っているんですけど、意外とかわいいところ、やんちゃなところがあるので、そこもみどころです。いろんな国の言葉でセリフを言うシーンもありましたが、覚えるのはおもしろかったです。友だちの前でもベラベラしゃべってみたいな。
——バディを組む斎藤工さんの印象は? 撮影でのエピソードも教えてください。
工さんは前からテレビで見ていてすごくカッコいいなと思っていたんですけど、実際お会いしたらさらにカッコよかったし、お芝居に対して“ストイック”なんです! 見ていてすごく勉強になりますし、いつも「わ、すごいな!」と感動しています。現場でもたくさん話しかけてくださって、とにかくやさしいです。頭のてっぺんからつま先まで、ぜんぶやさしい方です!
——視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
凛は両親も失って、工さん演じる新庄政宗に誘拐されるんですけど、政宗さんと一緒に過ごすうちに2人がどんどん仲良くなっていくところを見てほしいです! あと、さっき言ったように、凛は意外にかわいいところもあるので、そういうところもみなさんにご覧いただきたいです。
【編集部MEMO】
斎藤工は、1981年8月22日生まれ、東京都出身。ドラマ、映画、舞台など幅広く活躍し、近年の主な出演作にドラマ『BG〜身辺警護人〜』(20年)、『漂着者』(21年)、映画『糸』(20年)、『孤狼の血 LEVEL2』『CUBE 一度入ったら、最後』(21年)など。

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