イチロー、ストレートに衝撃を受けた“ルーキー”告白「手が出ない」

2024年6月9日(日)17時30分 マイナビニュース

マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が5月27日、YouTubeチャンネル『パワプロ・プロスピ公式チャンネル』で公開された動画「〇〇は芸術点が高い!? イチローが監督・コーチから選出! 2024TSイチローセレクション選手発表セ・リーグ編 【プロスピA】」に登場。ストレートに衝撃を受けたピッチャーについて語った。
○ものすごく速く感じる真っ直ぐ
『プロ野球スピリッツA』の「イチローセレクション」として、現役選手・監督・コーチの中から各球団一人ずつ選出したイチロー氏。中日で名前を挙げたのが、大塚晶文(過去の登録名は大塚晶則)氏だった。
横芝敬愛高等学校、東海大学、日本通運を経て、1996年にドラフト2位で近鉄バファローズに入団した大塚氏。中継ぎやクローザーとして活躍すると、中日を経て、2003年からメジャーに活躍の場を移して、パドレス、レンジャーズで活躍。2006年には第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出され、WBC初の胴上げ投手となった。なお、現在は中日にて1軍投手コーチを務めている。
自身とはWBCのチームメイトという関係性でもある大塚氏だが、イチロー氏は「でもそのずっと前、大塚さんのルーキーの時ですね。近鉄時代」「日本人であの角度の真っ直ぐを投げるピッチャーはいなかったんですよ。びっくりしました」と回想。
続けて、「低いと思ったらど真ん中なんですよ」「上からってだけじゃない、確かに上からなんだけど、それも教えられない角度なの。独特な」「だから手が出ない。振りたいのに手が出ない」「スライダーも縦にキュッと曲がるんで、すごい難しいピッチャーでした」と、独特な角度のストレートに加え、スライダーという武器もあり、イチロー氏にとっても攻略は容易ではないピッチャーだったそうだ。
さらに、イチロー氏は「大塚さんから三振をした記憶はないんだけど、3-2のカウントで低いと思って見逃したんだけど、ストライクだった。でも、審判は『ボール』って言ったんです。それでフォアボールだったことが1回あります。それは三振です。え? って思いました」「なかなかあの真っ直ぐを投げるピッチャーはいない」「キレはあるけど、スピードが特別あるわけではない。150キロというわけではないんだけど、ものすごく速く感じる真っ直ぐ。手が出ない。打ちにいきたいのに、うっ……てなっちゃう(バットが止まってしまう)。びっくりしました」と振り返っていた。
【編集部MEMO】
モバイルゲーム『プロ野球スピリッツA』で5月30日から開始した「イチローセレクション」では、イチロー氏がセ・パ12球団から一名ずつ選出した12名が登場。現役のプロ野球監督やコーチらが選ばれた。また、選出理由を語った貴重なインタビュー動画も公開中。イチロー氏が日本人打者で脅威と感じていた右バッターの存在、埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督と塁上で交わしたエピソードなどをイチロー氏ならではの言葉で語っている。

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