制服・体操着から裸まで!『惡の華』伊藤健太郎、心身ともに中学生になった驚愕の役作り

2019年8月20日(火)22時24分 映画ランドNEWS

9月27日(金)公開の映画『惡の華』より、伊藤健太郎の新場面写真が到着した。



押見修造の同名原作を実写映画化した本作。鬱屈とした青春と、行き場のない衝動を描き、思春期の暗黒面をえぐり出した本作で主役・春日高男を演じるのは、伊藤健太郎。春日の中に自分と通ずる何かを見つけ、執拗につきまとう仲村佐和役に玉城ティナ。春日が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子役に秋田汐梨、お互い文学が好きなことをきっかけに春日と交流を深める常磐文役に飯豊まりえが扮する。監督を、原作者からの逆指名を受けた井口昇が務める。



思春期真っ最中の主人公・春日高男にキャスティングされた伊藤健太郎。撮影当時21歳、身長179cmの高身長で、がっしりとした体格だった伊藤がどのようにして春日高男を演じたのか。


役作りをするにあたって自身の学生時代を思い返していたという伊藤は、当時の鬱屈とした感情を取り戻すには、心身ともに学生時代に戻らなければならないと考えて、撮影前の減量に加えて、撮影期間中はお酒を断ち、それが良い意味で役に繋がるストレスとなったと語っている。



キャスティングした井口監督は「健太郎さんには、中学生の心を忘れないように、ホテルに帰っても中学生っぽいことばかり考えていてくれと言いました。あと、身長が170cm台なんですけど、なるべく猫背にして、150cm台に見える芝居をしてください、好きな食べ物はハンバーグ!みたいな人の芝居をしてくださいと言いました。」と撮影前の演技指導について語っている。


監督の言葉を受けた伊藤は、撮影期間中にホテルに戻っても中学生の心を忘れることなく、鬱屈とした負の感情をひたすらにため込んでいった。ある日、撮影が終わりホテルへ戻ると、次の日の撮影で黒板に書く「俺はクソ」「変態は私です」などの言葉が詰まった文章を、机の上にあったメモ帳に何枚も書きなぐり、そのまま寝落ち。メモを机に散らかしたまま放置して翌朝現場に向かった伊藤。撮影を終えて部屋に帰ると、書きなぐった紙が綺麗に整えられて机の上に置かれていた。きっと清掃係がそうしてくれたのだろうが、これを見て「ヤバイ人」だと思われただろうなと思って恥ずかしくなったとのこと。



その成果が感情となって爆発した本番を見たスタッフは、完全に主人公・春日の役に入りきった伊藤さんに驚愕したそう。心身ともに中学生になりきった伊藤は、本作で制服、体操服、のみならず裸まで大胆に披露している。



映画『惡の華』は9月27日(金)より全国公開


(C)押見修造/講談社 (C)2019映画『惡の華』製作委員会


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