アカデミー賞、作品賞の応募資格の新基準を発表 2024年から適用
2020年9月9日(水)12時11分 シネマカフェ
アカデミーの会長デヴィッド・ルービンとCEOのドーン・ハドソンの声明によれば、新基準は「私たちの業界において、長く続く促進剤となり、本質的な変化になるだろう」と自信を見せている。
作品賞の応募資格は、大きく分けて4つ(基準A〜D)あり、そのうち少なくとも2つをクリアしていなければならない。また、基準A〜Dの中にも複数の条件があり、これらの1つないしは全てを網羅しなければならない。
たとえば基準A「スクリーン上の表現、テーマ、物語」には、A.1からA.3までの条件があり、そのうち2つを満たしていることが必要だ。
A.1は主演または重要な助演俳優の少なくとも1人がアジア人、黒人、ラテン系、その他少数民族であること。A.2は二番手または脇役の少なくとも30パーセントが、「女性、少数民族、LGBTQ+、障害者」の2つを占めていること。A.3はストーリー展開、テーマ、物語が「女性、少数民族、LGBTQ+、障害者」に沿った内容であること。
その他、出演者だけでなく、スタッフや見習い生、インターンなどについても条件を明示し、全体的にまさに「多様性と包括性を推進する」内容となっている。