亡霊の存在を信じないポアロに超常現象が迫る?『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』本編映像

2023年9月15日(金)14時30分 シネマカフェ

『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』 Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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ケネス・ブラナー監督・製作・主演の“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』より本編映像が解禁された。

本作の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロ(演:ケネス・ブラナー)は、ハロウィーンの夜、霊能者レイノルズ(演:ミシェル・ヨー)の“超常現象”を見破るため、子どもの亡霊が出現するという屋敷での降霊会に参加することに。そこで様々な超常現象が起こり、招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害される…。

解禁された映像は、世にも恐ろしい殺人事件が起こる間際の、ポアロとレイノルズが初めて相まみえるシーン。

“亡霊は存在しない”と主張するポアロは、真逆の思想のレイノルズに対し、「あなたのような人に興味はない」「弱い者を食い物にしている」と言い放つ。しかしレイノルズも負けずに「魂は永遠だと信じないのね」と、ポアロの顔を見ることすらせず冷静に応戦。

ポアロは「亡霊がいるなら魂がある、魂があるなら神がいる、神がいるなら意味 秩序 正義がある。しかし私は多くの犯罪と2つの戦争を見た。人の無関心による“悪”をね。だから言える。神も亡霊も、彼らと話す霊媒師もいない…」と、聡明にまくしたてる。

この舌戦はポアロに分があると思われた次の瞬間、巨大なシャンデリアが轟音とともに“ありえないタイミング”で落下! ポアロは言葉が出ず立ち尽くす一方、レイノルズは“こんなことは起きて当然”と言わんばかりの冷静な表情で、「何のお話でした?」と話を続けるのだった…。

そして、本作の公開日となる9月15日(金)は原作者、アガサ・クリスティの誕生日。クリスティを敬愛する作家陣から、公開を祝すコメントも到着。

「犯人に告ぐ」「検察側の罪人」「望み」等の代表作で知られる雫井脩介は、「クリスティの作品は真相が明かされるときの緊張感がたまりません」とクリスティ作品の魅力を語り、「池袋ウエストゲートパーク」で知られる石田衣良は「探偵も犯人も揺るぎない常識人で、サイコパスなどでなく穏やかな大人であるのが、古風で魅力的です」と作風についてコメント。

クリスティの隠れた名作「ハロウィーン・パーティ」を基に描く本作へ、“ミステリーの女王”を敬愛する、ミステリー界の実力者たちも期待を寄せている。

『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は全国にて公開中。

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