『宝くじの不時着』風のいたずらで宝くじが舞い飛ぶ冒頭シーン4分公開
2023年12月30日(土)13時0分 シネマカフェ

『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』(C)2022 HOME CHOICE CORPORATION,SIDUS CORPORATION,TPS COMPANY ALL RIGHTS RESERVED
冒頭では、北緯38度線付近の軍事境界線を挟んでにらみ合う、韓国と北朝鮮の攻防が描かれる。夜空の中、花火の様な音が鳴り響くと、韓国軍側に緊張が走る。北朝鮮による威嚇攻撃の轟音に、韓国軍も対抗して威嚇射撃を実施することに。
ただ、弾薬の節約を図りたい北朝鮮軍は、“物資の浪費は国を滅ぼす”というメモ書きが付いたスイッチを押すと、拡声器を通じて銃声音を流して韓国軍を欺く。分断された2つの国の背景、両軍の緊張感がまず描かれる。
するとシーンが変わり、韓国の居酒屋へ。客の1人がテレビを見ながら軍に対してぼやいていると、お酒を1本注文するごとに特典で1枚約100円の宝くじをプレゼントしていくサービスが。
閉店した店には床に宝くじが1枚落ちており、店員がその宝くじを掃除し、外のごみ箱へ。すると、風のいたずらが発生し、くじはひらりひらりと風に運ばれていく——。
続いて38度線の韓国軍の監視所で任務に就いていた、主人公となるチョヌ(コ・ギョンピョ)が登場。監視所の入口を警備中に、1台の軍用車が颯爽と通り抜ける。すると車に貼りついていた宝くじが、彼の足元にふわりと落ちてきた。
にっこりした表情で、おもむろにくじを拾ったチョヌは、その後“宝くじの不時着”という奇想天外な出来事を巻き起こしてしまう…。
1等約6億円の当選くじを巡り、北と南のドタバタ劇が展開していく本作。「キングオブコント2023」16代目キングの芸人・サルゴリラ児玉は、「韓国映画の好きな雰囲気が盛りだくさんで、くだらなくて面白いですが、ちょっと考えさせられるような映画でした。コ・ギョンピョさん、好きになりました」と寸評を寄せている。
『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』は新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。