中国・王毅外相アメリカのトランプ政権をけん制「抑え込みに固執するなら最後まで付き合う」

2025年2月15日(土)15時44分 TBS NEWS DIG

ドイツのミュンヘンで行われている安全保障会議に出席した中国の王毅外相は、演説で、アメリカとの関係について対話の必要性を訴えた一方で、「中国を抑え込むことに固執するのであれば最後まで付き合う」と述べけん制しました。
中国の王毅外相は14日、ドイツのミュンヘンで行われている安全保障会議で演説しアメリカのトランプ大統領を念頭に「関税の乱用に勝者はいない」と述べました。
そのうえで「中国は各国と発展の機会を共有している」と主張し、多国間で協力していく必要性を訴えました。このあとの質疑でアメリカとの関係を聞かれると「相互尊重、平和共存、ウィンウィンの協力が原則だ」と述べ安定した二国間関係を築く必要性があるとの認識を示しました。
一方で、「もし、アメリカが中国を抑圧し封じ込めることに固執するのであれば最後まで付き合う」と述べ、アメリカをけん制しました。
また、ウクライナ情勢について「すべての当事者と利害関係者が和平交渉に参加することを期待する」と述べるとともに「ヨーロッパ諸国が平和のために役割を果たすべきだ」と強調しました。
中国が石油や天然ガスの貿易を通じてウクライナへの侵攻を続けるロシアを支援しているのではないかという質問に対しては「中国とロシアは正常な経済・貿易交流を行っている」としたうえで、「中国がロシアから石油や天然ガスを輸入しなければ、14億人以上の中国人のニーズをどのように満たすのだろうか」と反論しました。

TBS NEWS DIG

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