ドイツ・ベルリンのホロコースト追悼施設前で観光客刺される…容疑者を拘束
2025年2月22日(土)11時17分 読売新聞
21日、ベルリンにあるホロコーストの犠牲者を追悼する記念碑が並ぶ広場で、警察に拘束される男=AP
【ベルリン=工藤彩香】ドイツの首都ベルリン中心部にあるナチス・ドイツのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)で犠牲となったユダヤ人を追悼する記念碑が並ぶ広場で21日夜、男性が刃物で刺され重傷を負った。地元警察は容疑者の男を拘束し、動機を調べている。
公共放送ARDによると、被害者の男性はスペイン人観光客。現場周辺には、ブランデンブルク門などの観光名所もあり、多くの人が訪れる。
一方、地元捜査当局は同日、ベルリン市内でテロ攻撃を計画したとして、チェチェン系ロシア人の少年(18)を逮捕したと発表した。ARDによると、少年は爆発物や刃物でイスラエル大使館を襲撃する計画だったという。