有人宇宙船「神舟20号」「21号」の宇宙飛行士が選定、訓練を実施中―中国

2025年3月5日(水)6時30分 Record China

中国は今年、有人宇宙船「神舟20号」「神舟21号」を打ち上げる予定だ。宇宙飛行士はすでに選定され、関連訓練が実施されている。

中国は今年、有人宇宙船「神舟20号」「神舟21号」を打ち上げる予定だ。宇宙飛行士はすでに選定され、関連訓練が実施されている。新華社が伝えた。



中国の有人宇宙飛行は今年、宇宙ステーションの応用・発展と有人月探査という2大ミッションを着実に推進し、科学技術強国・宇宙強国の建設に一層貢献することを目指している。その中で、2回の有人飛行ミッションと1回の宇宙貨物船補給ミッションを計画しており、2回の有人飛行ミッションの宇宙飛行士はすでに選定されており、関連訓練が実施されているところだ。2回の有人飛行ミッション期間中の主なミッションは、宇宙飛行士の船外作業と貨物エアロックモジュールの船外作業を実施し、宇宙科学実験と技術試験を継続し、プラットフォームの管理作業、宇宙飛行士支援関連作業、科学教育などの重要作業を行うことだ。



中国の宇宙ステーションの完成以来、4回の有人宇宙飛行、3回の宇宙貨物船補給、4回の宇宙船帰還ミッションが実施され、5組の宇宙飛行士による延べ15人の軌道上長期滞在、11回の宇宙飛行士船外作業および複数回の応用ペイロードの船外移動を実施し、船外メンテナンスミッションを複数回実施。宇宙飛行士の単一船外作業時間の世界記録を更新し、2人の香港・マカオペイロード専門家を含む第4陣の補欠宇宙飛行士選抜、低コスト貨物輸送システム選抜と開発開始、「中国の宇宙ステーション科学研究・応用進展報告書(2024年)」の発表などの作業を実施した。



中国の宇宙ステーションは現在、軌道上で安定的に運用されており、その効果を十分に発揮している。すでに軌道上で180件以上の宇宙科学研究と応用プロジェクトが実施されている。これらは宇宙生命科学と人体の研究や微小重力物理学と宇宙新技術などの分野が含まれ、複数の画期的な成果を上げている。



中国とパキスタンは2月28日に宇宙飛行士の選抜と訓練に関する協力協定に調印し、中国が外国人宇宙飛行士を選抜・訓練し、中国の宇宙ステーションの飛行ミッションに参加させる第一歩を踏み出した。中国の有人宇宙飛行事業は立ち上げから、終始「平和利用、平等・互恵、共同発展」の原則を守り、中国の発展による成果を全人類が享受できるよう目指し、中国の宇宙ステーションの協力チャンスを自ら開放することにより、人類運命共同体の構築に積極的に貢献している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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