太陽光発電のイベントでファーウェイに注目、「解決力」に評価―中国メディア

2025年3月17日(月)9時0分 Record China

山東省済南市内でこのほど開催された2025年第20回中国(済南)国際太陽エネルギー利用大会および総合エネルギー展では、ファーウェイの出展がとりわけ注目された。

電力関係を中心に報じる中国能源新聞網はこのほど、山東省済南市内で5日から7日にかけて開催された2025年第20回中国(済南)国際太陽エネルギー利用大会および総合エネルギー展では、華為技術(ファーウェイ)の出展がとりわけ注目されたと報じた。個別の製品が優れている上に、太陽光発電施設や個別の企業、さらには自動車用の充電スタンドに至るまで、関連する「全シーンで問題を解決する力」が評価されたという。



イベントを主催したのは山東省エネルギー局と済南市人民政府だった。中国で2024年に新設された太陽光発電の設備容量は前年比28%増の2億7800万キロワットに達した。量の面で大幅増しただけでなく、よりよい装置やソリューションを求める声も強まっている。



ファーウェイが大規模発電施設向けに開発したソリューションのFusionSolar8.0(フュージョンソーラー8.0)は、電力を送電ネットワークに送るための重要機器のインバーター、発電量に余剰が出た時間帯のための蓄電施設、総合管理システムなど、施設稼働のための総合ソリューションを提供するものだ。施設側にはよりよい投資効率、スマートな運用維持、高い安全性と信頼性、送電ネットワークへの対応能力の向上という利点がもたらされる。ファーウェイの2024年11月から12月にかけて、中国は華能集団が山東省浜州市内に建設した80万キロワット太陽光発電施設と、国華能源投資(エネルギー投資)山東分社が手掛けた100万キロワット太陽光発電施設の送電網への接続を支援し、いずれも成功させた。



ファーウェイは商業施設や工場での太陽光発電導入の支援も行っている。製品としての主力はSUN2000-150Kストリング型インバーターで、より大きな発電力対応、能動対応型の安全システム、長期的な信頼性、シンプルな運用保守、効率的な設備構築、送電ネットワークへの対応能力に強みがあるとされる。山東省内では自動車を製造する一汽大衆華東基地、先端的な医療機器の研究開発や製造販売を手掛ける山東英特医療科技などにファーウェイ製の太陽光発電用のインバーターが多数導入された。[]



ファーウェイはまた、都市部の公共充電スタンドや都市間道路交通の充電ネットワーク構築にもソリューションを提供している。電気自動車などでの移動時の充電では、急速充電を求める人が多くなる。急速充電で解決せねばならない問題は、機器の温度上昇対策だ。ファーウェイの全液冷超充電技術は、「1秒1キロメートル」の充電速度を達成した。つまり、2分間の充電で120キロの走行が可能になる計算だ。ファーウェイは新型エネルギーネットワークと新型電力システムの構築にも積極的に参加しており、太陽光発電・蓄電・充電の一体化ソリューションを提供している。このソリューションにより変圧器の容量を削減し、太陽光発電の自家消費率を向上させるなどで太陽光発電関連の効率が向上するという。!<1398711>[]



ファーウェイは中国(済南)国際太陽エネルギー利用大会および総合エネルギー展で、「十大影響力インバーターブランド」「2024年家庭用および商用年間インバーター蓄電池製品賞」「2024年家庭用および商用年間プロジェクト優秀事例賞」の3賞を受賞した。(翻訳・編集/如月隼人)


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