韓国で石をペットにする人が増加、あの人気アイドルも=韓国ネット「犬猫を飼って捨てるよりいい」

2024年3月21日(木)8時0分 Record China

19日、韓国・聯合ニュースは「最近、韓国で小石をペットのように飼う『伴侶石』が流行していると米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた」と伝えた。資料写真。

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2024年3月19日、韓国・聯合ニュースは「最近、韓国で小石をペットのように飼う『伴侶石』が流行していると米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた」と伝えた。



WSJは17日、「過労の韓国人は『ペット・ロック』と共に休息を取っている」とのタイトルで記事を掲載。「伴侶動物」ならぬ「伴侶石」の流行について、「かつて韓国で流行した『仮想葬式体験』や『ぼーっとする大会』のように、忙しい韓国人が休息を取るために見出した新たな『特異な』方法だ」「産業化国家の中で最も長い労働時間を堪えている韓国人は、変わらない静けさを求めて石を飼っている」などと紹介した。



韓国で伴侶石人気が高まったのは21年ごろからだが、当時、SEVENTEENやTOMORROW X TOGETHERといった人気アイドルグループのメンバーが、自分の飼っている石を公開したことでより注目を浴びるようになったと、WSJは指摘している。伴侶石の販売を手掛けるある企業では、1カ月に150〜200個の注文が入るという。造園用の石材を販売していた業者も最近、小さな伴侶石用の石の扱いを始めたと紹介されている。



米国のペット・ロックは1970年代後半に流行したもので、ある広告会社が小さな石を箱に入れプレゼントのように販売したのが始まりだという。当時はプレゼントとして受け取った人を驚かす一種のいたずらグッズとして人気となったが、流行は短命に終わったという。約半世紀を経て韓国での伴侶石の流行は、癒やしの手段となっている。



高麗大学韓国学研究所のキム・ジングク教授は、WSJの取材に「東アジア社会では数世紀にわたり石を鑑賞する『水石』が愛されてきた。石は変わらない、それが人々に安定感を与える」と説明している。



この記事に、韓国のネットユーザーからは「動物や植物を育てるのは分かるけど、石?(笑)」「いろいろな人がいるもんだな…」「ストレス解消になるのはいいけど、ちょっと変だなとは思う」「病気でしょ」「生き物を飼うのはお金がかかるけど、石ころならお金はいらない」「予防接種を受けさせたり、えさをあげたりしなくていいからね」「犬や猫を飼って捨てるよりずっといいと思う」などの声が寄せられている。



また、「水石をペット・ロックと言い換えただけでしょ」『飼う』と表現するからおかしく感じる」「水石なら米国のペット・ロックブームよりずっと前からある」など、「要は水石だ」と指摘するコメントも多数見られた。(翻訳・編集/麻江)



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