中国で出生数最多はどこ?―中国メディア
2025年4月8日(火)19時0分 Record China
3日、第一財経は中国各地の人口統計データを取り上げ、全国で出生数が多かった省を紹介する記事を掲載した。
2025年4月3日、中国メディアの第一財経は中国各地の人口統計データを取り上げ、全国で出生数が多かった省を紹介する記事を掲載した。
記事は、河南省が3日に「2024年河南省国民経済および社会発展統計公報」を発表し、同省の24年の出生数が前年より6万7000人多い76万2000人で、全国で第2位となったことがわかり、人口1000人あたりの出生数は前年より0.72人増えて7.78人になったと紹介した。
そして、これまでにすでに24省(自治区・直轄市)が昨年の出生数に関する統計を発表しており、広東省が前年比10万人増の113万人で1位、河南省が2位、山東省が64万9000人で3位だと伝えた。また、広東省は7年連続1位で5年連続全国唯一の年間出生数100万人以上を記録、出生率でも1000人当たり8.89人と全国上位クラスを保っているとした。
専門家によると、広東省の高い出生数は、外来人口の多さと若さ、伝統的な観念から一部を除く地域で子作りの意欲が比較的高いことなどが要因になっているという。
記事によると、上位3省以外に出生数が50万人を超えたのは四川省の53万6000人で、40万人を超えたのは江蘇省の42万6300人、広西チワン族自治区の42万200人、貴州省の41万5000人、浙江省の41万人となっている。この中で出生率が最も高かったのは貴州省の1000人当たり10.74人で、最も低かったのは江蘇省の5.0人だった。
さらに湖南省が38万6000人、安徽省が37万8000人、湖北省が31万4000人、江西省が30万人となり、出生数はすべて30万人を上回った。出生率はいずれも1000人当たり5〜6人台となっている。(編集・翻訳/川尻)