中国のネット民がメイド・イン・チャイナから離れられない米国を嘲笑―独メディア

2025年4月22日(火)6時0分 Record China

独メディアのドイチェ・ヴェレ(中国語版)は20日、「中国のネット民がメイド・イン・チャイナから離れられない米国を嘲笑している」と報じた。

独メディアのドイチェ・ヴェレ(中国語版)は20日、「中国のネット民がメイド・イン・チャイナから離れられない米国を嘲笑している」と報じた。



記事は、トランプ政権が中国に対して大きな関税を課す中、中国のSNS上では米国に対する皮肉や嘲笑が相次いでいると説明。トランプ大統領やイーロン・マスク氏、J.D.ヴァンス副大統領らが作業着を着て靴の製造ラインで黙々と作業するAI生成画像が投稿されたり、あるユーザーが「私の家には米国製品は一切ないが、あなたの家には中国製品はあるだろうか?」と米国人に投げ掛けたりしていることを紹介した。



また、中国外交部の毛寧(マオ・ニン)報道官も10日にX(旧ツイッター)アカウントで、トランプ氏のスローガンである「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」という文字が前面に書かれ、タグに「MADE IN CHINA」と書かれたキャップが50ドルから値上げされて77ドルで販売されている画像を皮肉を込めて投稿したことにも言及した。



さらに、一部の中国メーカーはこの状況を商機と捉え、TikTokなどのプラットフォームを活用して中国の工場から直接、米国の消費者に(関税を回避することで安く)届けることを宣伝しているとも紹介し、こうした投稿に中国のネットユーザーからは「米国人が中国に中国製品を買いに来るぞ」「米国は中国製品なしでは生きていけない」「米国ではおもちゃがぜいたく品になるだろう」などと嘲笑する話題が次々に出てきていると伝えた。



記事はロイターの報道を基に、中国政府はSNS上の関税に関する一部の投稿を削除し始めたとしつつ、「例えば米国の卵不足に関する投稿などはSNSでも最も閲覧数が多いトピックの一つとなっており、米国を無責任なグローバル貿易パートナーとして描くような嘲笑的な言説が、中国のソーシャルメディアで広く拡散している」と伝えた。(翻訳・編集/北田)

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