カシミール地方で武装集団が観光客ら銃撃、少なくとも26人死亡…インド首相「極悪な行為」と非難

2025年4月23日(水)11時41分 読売新聞

カシミール地方の地図

 【ニューデリー=浅野友美】インドとパキスタンなどが領有権を争うカシミール地方のインド支配地域で22日、武装集団が観光客らを銃撃し、地元民放NDTVによると少なくとも26人が死亡した。負傷者も10人以上に上っており、当局はテロとみて捜査を始めた。

 現場は、美しい渓谷などから「小さなスイス」と呼ばれる北部ジャム・カシミールの人気リゾート地パハルガム。NDTVは目撃者の話として、森に潜んでいた武装集団が無差別に発砲を始めたと報じた。

 犠牲者の大多数はインド人だとされる。在印日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はない。

 イスラム教徒が多いジャム・カシミールはかつて州だったが、2019年に自治権を剥奪はくだつされ、中央政府の直轄領に組み込まれた。これに反発する過激派はインドからの独立などを求め、度々テロを起こしている。

 ナレンドラ・モディ首相は22日、SNSで「この極悪な行為は裁きを受ける」と銃撃を強く非難した。

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