スペインとポルトガルで大規模停電、空港や鉄道が機能停止し混乱…サイバー攻撃の可能性も
2025年4月29日(火)0時31分 読売新聞
停電中のスペイン・マドリード(28日)=ロイター
【ローマ=梁田真樹子】スペインの首都マドリードなど同国とポルトガルの広い範囲で28日、停電が発生し、空港や鉄道駅が機能停止するなど混乱が広がった。原因は不明だが、ロイター通信によると、サイバー攻撃などによって引き起こされた可能性もあり、両国政府は解明を急いでいる。
地元メディアは、広範囲で公共交通機関がまひしたほか、一部地域では道路の信号機が機能せず、大規模な交通渋滞が起きたと報じている。医療機関や学校にも影響が及んでいるという。
スペインのサンチェス首相は28日午後3時(日本時間午後10時)、対応を協議するため国家安全保障会議を招集した。ポルトガルの首都リスボンでも影響が広がったほか、停電はフランスの一部でも起きた模様だ。