ウクライナ、一部領土の「ロシア支配」事実上容認か…アメリカの特使が「同意」と言及
2025年5月2日(金)0時10分 読売新聞
【ワシントン=池田慶太】米国のキース・ケロッグ・ウクライナ特使は4月30日の米FOXニュース番組で、ロシアとウクライナの和平交渉を巡り、ウクライナが一部領土のロシア支配を事実上認めることに「同意した」と述べた。同月23日にロンドンで開かれた米国とウクライナの協議のやりとりだとしている。
ケロッグ氏によると、ウクライナ側は協議で、少なくとも30日間の「包括的停戦」が実現すれば、ウクライナ領のロシア支配を法的には認めないものの、事実上容認する意向を示した。米国が先に示した和平案に沿うもので、ウクライナが領土問題で態度を軟化させている可能性がある。