米スペースXおひざ元、住民投票で分離決まり「スターベース市」に…マスク氏が実権握る恐れも

2025年5月5日(月)20時48分 読売新聞

イーロン・マスク氏(4月30日)=ロイター

 【ワシントン=中根圭一】米テキサス州キャメロン郡で3日、住民投票が行われ、実業家イーロン・マスク氏が率いる米宇宙企業スペースXの開発拠点を含む一部が「市」に分離されることが決まった。拠点にちなみ、名称は「スターベース市」となるが、マスク氏が市の行政権を実質的に握ることへの懸念も出ている。

 「市」となる地域は広さ約4平方キロ・メートルで、メキシコ国境近くにある。ロケット発射場などのスペースXの拠点「スターベース」があり、企業城下町だ。AP通信によると、有権者283人のうち、ほとんどが同社の労働者だという。

 キャメロン郡の発表によると、新自治体として分離するかどうかを問う住民投票では、賛成212票、反対6票の賛成多数で「スターベース市」になることが承認された。

 初代の「市長」にはスペースXの幹部が就任する。マスク氏はX(旧ツイッター)に「テキサス州スターベースが今、本当の街になった!」と投稿した。

ヨミドクター 中学受験サポート 読売新聞購読ボタン 読売新聞

「スペースX」をもっと詳しく

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ