セールスフォースが自律型AIエージェント「Agentforce 2.0」 - Slackでも利用可能

2025年1月30日(木)5時0分 マイナビニュース


セールスフォース・ジャパンは1月29日、都内で記者説明会を開催し、SlackでAIエージェントを活用する「Agentforce in Slack」を同日から提供開始すると発表した。Agentforce in Slackは、Agentforceの最新版「Agentforce 2.0」のアップデートに含まれており、説明会では最新版も重点的に解説した。
Agentforceは“制限のないデジタル労働力を提供するプラットフォーム”
Agentforceは、昨年9月に米Salesforceが開催した年次カンファレンス「Dreamforce 2024」で発表された自律型AIエージェントで同10月に日本で提供を開始した。カンファレンスにおいてCEOのマーク・ベニオフ氏は、2025年末まで10億のAIエージェントの構築を宣言し、同12月にはバージョンアップしたAgentforce 2.0を発表するなど、同社にとっては野心的なものとなっている。
セールスフォース・ジャパン 専務執行役員 製品統括本部 統括本部長の三戸篤氏は「国内の労働力不足は加速、深刻化しており、2050年の生産年齢人口は2021年比29.2%減が見込まれており、GDP成長率も2024年度の実質成長率の見通しは0.4%と低調。労働力不足ではあるが企業における従業員の負荷は高まり、顧客からの要望も高くなっている」と指摘。
このような背景から、同社ではAgentforceを“制限のないデジタル労働力を提供するプラットフォーム”に位置付けている。
三戸氏は「Agentforceは大きなインパクトを与えるテクノジーであり、Salesforceのプラットフォーム上で人と協力することでビジネスを成功に導くことができるもの」と力を込める。実際、同社では週3万2000件の問い合わせのうち、Agentforceの実装前は1万件をオペレーターにエスカレーションしていたが、導入後には5000件にまで減少させているなど、社内での効果が実証されているという。
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