DMPとSynspectiveの位置情報の高精度化への取り組み、国交省SBIR事業に採択

2024年3月6日(水)12時5分 マイナビニュース

ダイナミックマッププラットフォーム(DMP)とSynspectiveは、国土交通省(国交省)の中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR:Small Business Innovation Research)に、提案していた取り組みが採択されたことを2024年2月29日に発表した。
採択されたのは、公募テーマ「次世代機器などを活用した道路管理の監視・観測の高度化に資する技術開発」において提案していた「HDマップを活用した小型SAR衛星データ位置情報の高精度化による道路管理の効率化」で、交付上限額は3.5億円としている。
このプロジェクトの具体的な内容としては、小型SAR(合成開口レーダー)衛星による天候・日夜に影響されない観測、地盤変動モニタリングで活用されているソリューション、高位置精度3次元データである自動運転用HDマップ(High definition マップ)とを連携させ、道路インフラ管理への適用を検討するというもの。
SAR衛星は、雲を透過できる波長の電波を照射して地上からの反射波を観測するため、天候や時間帯に依存せず、いつでもどんな時でもデータ取得が可能であり、今回の採択を受け両社は今後、HDマップの活用によりSARデータの高位置精度化を実現し、道路インフラの監視・保全に役立つデータセットの開発を実施するとしている。また、高位置精度化されたSARデータを軸とした道路維持管理向けデータ連携システムとビューワーを構築し、災害状況の可視化や他システムとのAPI連携によるデータ提供なども考えており、道路インフラ管理のさらなる高度化を目指すともしている。

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