西アフリカ海岸沿いの海底ケーブル切断、1,596.6Gbpsの通信帯域が消失 - Outlookなどに影響

2024年3月18日(月)9時55分 マイナビニュース

ThousandEyesは3月15日(米国時間)、「Outage Analysis: Africa Undersea Cable Cut on March 14, 2024」において、西アフリカ海岸沿いで発生した大規模な海底ケーブルの切断事案について伝えた。この海底ケーブルの切断により、多数のサービスに障害が発生したものとみられている。
○海底ケーブルの切断の概要
2024年3月14日、西アフリカ海岸沿いで大規模な海底ケーブルの切断事案が発生した。ThousandEyesの観測によると、この影響でMicrosoft Outlookなど多数のサービスへの接続に障害が発生。影響はアフリカ大陸のユーザーだけでなく、アフリカを経由する世界中のトラフィックに及んだとみられている。
○ガーナの国家通信機関の発表
ガーナの国家通信機関(NCA: National Communications Authority)は3月14日(現地時間)、「Undersea Cable Disruptions Affect Data Services – National Communications Authority」において、複数の海底ケーブルが切断され、モバイルおよびデータサービスに影響が出ていると発表した。その後の更新情報によると、この事案はコートジボワールとセネガル間の海底ケーブルにて発生した可能性があるという。
NCAはガーナからコートジボワールおよびセネガルを経由してヨーロッパに至る4本の海底ケーブルすべてが利用できないと説明しており、4本とも切断されたものとみられる。この切断により、ガーナは1,596.6Gbpsの通信帯域を失ったが、NCAは帯域を確保してサービスの復旧を目指すとしている。

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