“禁じ手”でエモい表現を可能に、富士フイルムがアナログチェキカメラ「INSTAX mini 99」 

2024年3月27日(水)19時15分 マイナビニュース

富士フイルムは3月27日、アナログインスタントカメラ「チェキ」の新製品「INSTAX mini 99」を発表した。カメラの内部にLEDを搭載し、さまざまな色の光をフィルムに照射して色表現を変えるカラーエフェクトコントロール機能をシリーズで初めて搭載。周辺光量をあえて落とすビネットモード、5段階の露出補正機能など、デジタル処理をしないアナログのチェキカメラながら好みの表現で撮影できる機能を盛り込んだ。アナログ撮影を楽しむ20代の男性を中心に売り込む。
価格はオープンで、予想実売価格は28,600円前後。発売は4月11日。
写真を撮ったらチェキフィルムに必ずプリントするアナログインスタントカメラの最上位モデル。デジタル処理ではなく、アナログ処理の力業でさまざまな表現を加えた撮影ができるようにした。「LEDでフィルムを感光させたり、光量落ちの表現にするなど、写真の世界では“禁じ手”とされてきた機能を盛り込んだ。デジタルで何でもできる時代だが、あえてアナログでの表現にこだわった」(富士フイルム担当者)
新機能の1つが、写真の色表現を変えられるカラーエフェクトコントロール機能。カメラの内部に4つのLEDを搭載し、さまざまな色で発光してフィルムに露光させることで写真の色あいを7種類に変えられる。光が漏れて一部が感光したような表現も可能。
写真の周辺部が黒く沈んだ周辺光量落ちを再現するビネットモードも搭載する。レンズ部のスイッチをオンにするとレンズの開口部を狭める板が現れ、周辺光量落ちの状態で撮影できる。中心部の被写体を引き立たせたい撮影に向く。
露出補正のように写真の濃淡を5段階に調整できる濃淡調整機能も新たに搭載した。カメラのダイヤルで設定でき、シャッター速度やストロボを調整して表現する。2回シャッターを切って像を重ねる二重露光機能や、シャッターボタンを押している間露光するバルブモードも用意する。
バッテリーは取り外し可能な充電式バッテリーで、USB Type-C接続の専用充電器を用いて充電する。フル充電時の撮影枚数は約100枚。

マイナビニュース

「カメラ」をもっと詳しく

「カメラ」のニュース

「カメラ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ