軍事とIT 第606回 艦艇に関連する話題(9)米空母ジョージ・ワシントンに見るずっと同じではない電測兵装
2025年4月19日(土)11時35分 マイナビニュース
昨年、米空母「ジョージ・ワシントン」(CVN-73)が、二度目の前方展開のために横須賀にやってきた。フネ自体は以前に横須賀に前方展開していたものと同じだが、その中身は同じではない。→連載「軍事とIT」のこれまでの回はこちらを参照。
RCOHのついでにいろいろやる
日本への2度目の前方展開より前に、ジョージ・ワシントンはヴァージニア州ニューポート・ニューズのハンティントン・インガルス社ニューポート・ニューズ造船所でRCOH(Refueling Complex Overhaul。直訳して、炉心交換・包括修理といわれる)を実施していた。
ニミッツ級空母は原子力空母であるから、動力の源となる原子炉を搭載している。その数は2基。その原子炉に組み込まれている燃料集合体を交換するのが、いわゆる炉芯交換の中核となる作業。
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