CPUブロックにL字有機ELパネルを組み込んだ簡易水冷キットが登場

2025年5月10日(土)7時5分 ITmedia PC USER

オリオスペックに入荷した「PANORAMA 360」

 大型連休明けのPCパーツショップで話題となっていたのが、TRYXの簡易水冷キットだ。CPUブロック上部にL字に曲げた6.5型の有機ELパネルを組み込んでいるのが特徴となる。ラジエーターファンが光らない「PANORAMA 360」と、ARGBファンを採用した「PANORAMA 360 ARGB」、CPUポンプ部分のVRMファンを省き、ARGBファンを備えた「PANORAMA SE 360 ARGB」があり、カラーバリエーションはブラックとホワイトがある。
 価格は順に5万3500円前後と5万5000円前後、4万2000円前後だ。
 入荷したオリオスペックは「ディスプレイのために4コアCPUと2GBのメモリや8GB ROMを搭載していて、PCのリソースを食わない作りになっています。CPUブロックの上部は、マシンを飾りたい人にとって主役ともいえるスポットになっています。そこにL字画面です。マシン内部に“新宿東口の猫”(3D屋外広告で有名なクロス新宿ビジョン。動く三毛猫の動画が有名)が飼えたりするかもしれないわけで、気になる人は少なくないでしょうね」と面白がっていた。
 TSUKUMO eX.も高く評価していた。「職人肌なメーカーみたいで、かなりの気合いを入れた作りですね。PANORAMA SE 360 ARGBもVRMファンを省いただけでなく、ディスプレイを90度回転できたりしますし。再入荷できるかは微妙な感じなので、高価ですが、欲しい人は早めに手に入れるのがいいと思います」という。
 なお、簡易水冷キットとしては6年保証だが、ディスプレイ部分は2年保証となる点は注意しておきたい。
●ギガバイトからもディスプレイ付きCPUブロック採用の簡易水冷キット
 ギガバイトからも、フルカラーディスプレイ搭載CPUブロックを備えた簡易水冷キットが登場している。360mmラジエーター採用のホワイトモデル「AORUS WATERFORCE X II 360 ICE」で、価格は3万5000円前後だ。40MBのストレージを備え、円形LCDにGIFやMP4の動画、JPEG画像などを表示できる。
 なお、同時にLEDライト搭載のCPUブロックを採用した「AORUS WATERFORCE II 360」とそのホワイトモデル「AORUS WATERFORCE II 360 ICE」も、1万7000円前後と1万8000円前後で登場している。
 入荷したTSUKUMO eX.は「直径6cmのディスプレイに、アニメも滑らかに表示できます。LEDライトで良ければ半額近くの『WATERFORCE II 360』が選べますが、やはりフルカラーディスプレイの需要は確実にありますからね」と話していた。

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