Gemini for Google Workspace、日本語を含む35以上の言語で利用可能に

2024年5月18日(土)14時7分 マイナビニュース

Googleは5月14日(現地時間)、「Google Workspace Updates: Gemini (gemini.google.com) is now available to Google Workspace users in more territories and languages」において、生成AIサービス「Gemini for Google Workspace」が日本語を含む35以上の言語で利用可能になったことをアナウンスした。また、教育機関向けのGoogle Workspace for EducationでGeminiが利用可能になったことや、「Help me write」機能がスペイン語とポルトガル語をサポートしたことも伝えた。
○Gemini 1.5 Proへのアップグレード
Googleは2024年1月に、Google Workspaceに生成AI「Gemini」を統合し、ワークスペース内でGeminiを使った文章の生成や要約などの機能を利用できる「Gemini for Google Workspace」をリリースした。Gemini for Google Workspaceには、利用できる機能の範囲に応じてGemini EnterpriseとGemini Businessの2つのプランが用意されており、いずれもGoogle Workspaceのアドオンとして契約できる。
このたび、これまで英語しかサポートされていなかったGemini for Google Workspaceをアップデートし、日本語を含めた35以上の言語で利用できるようになったことが発表された。これはGoogle WorkspaceのバックエンドのGeminiが2024年5月14日にリリースされたGemini 1.5 Proにアップグレードされたことと関係している。Gemini 1.5 Proが35以上の言語をサポートしたことで、Gemini for Google Workspaceでも利用可能になったというわけだ。
Googleはそれに加えて、Gemini EnterpriseおよびGemini Businessが利用できるロケールとして、新たにフランスとフランス領、および香港が追加されたこともアナウンスした。
○Google Workspace for EducationでGeminiが利用可能に
さらにGoogleは、教育機関向けに提供している「Google Workspace for Education」でもGeminiを利用できるようにすることも発表した。これは「Gemini Education」と「Gemini Education Premium」という2種類のアドオンとして提供され、2024年5月24日より利用可能になるという。
○「Help me write」がスペイン語とポルトガル語をサポート
Gemini for Google WOrkspaceには文章作成を支援する「Help me write」と呼ばれる機能がある。これは、GoogleドキュメントやGmailで、簡単なプロンプトを入力するだけで下書きを作成してくれる機能である。
これまで「Help me write」では英語の文章しか作成できなかったが、今回のアップデートによってスペイン語およびポルトガル語の文章も作成できるようになった。「Help me write」のアップデートは2024年5月16日から段階的にロールアウトされ、全ユーザーが使えるようになるまで最大15日かかるとのことだ。

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