E2EEメッセージングのSignal、Microsoftの「リコール」による自動スクショを阻止する初期設定に
2025年5月22日(木)11時43分 ITmedia NEWS
リコールは、ユーザーの操作を要所要所でスナップショット(スクリーンショット)として記録し、プロンプトを使って操作したファイルやアプリを探せる機能。
Signalは「なぜScreen SecurityがWindows版アプリにのみ追加されているかというと、この設定の目的が、SignalメッセージをMicrosoftのリコールから保護することだからだ」としている。
この機能が有効な状態でSignalアプリのスクリーンショットをユーザーが撮ろうとすると、何も表示されない。積極的にスクリーンショットを撮りたい場合は[Setting]→[Privacy]→[Screen Security]でこの機能を無効にできる。無効にするたびに警告が表示されるので、誤って無効にする可能性は低いとしている。
この機能はWindows版にのみ適用される。
Signalは「メッセージングアプリは、あなたの人生のすべてを垣間見ることができる窓だ」とし、「Microsoftのような企業は、自社のプラットフォームをSignalのようなプライバシー保護アプリに適した基盤として維持していく責任がある。それが果たせなくなるなら、われわれはプラットフォームのサポートを停止せざるを得ない」と語った。