ASUS ZenFone 5|スペック・価格・機能を徹底レビュー

2018年7月6日(金)15時0分 しむぐらし by BIGLOBE

外観は最近のトレンドを反映したノッチ付きデザイン

トレンドのノッチデザイン

まずは「ZenFone 5」の外観から。

前面は最近のトレンドであるノッチ(切りかけ)デザインになっています。このノッチとは、インカメラと通話の際のスピーカーなどを配置した箇所を、スマートフォンの画面の上部に配置した切り欠きデザインのことをいいます。

 

画面を大きく表示するために、iPhone Xから採用されたデザインで、「ZenFone 5」でも採用されています。「ZenFone 5」ではこのノッチ部分にインカメラとスピーカー、近接/照度センサーが搭載されており、顔認証機能をオンにしておけば、持ち上げて画面を見つめるだけでロックを解除することができます。

 

縦長画面もトレンドです

画面の解像度は2,246×1,080ドットのフルHD+。ちなみにフルHDとは1920×1080を指し、「ZenFone 5」ではフルHDよりも縦サイズが大きいのでフルHD+となります。この解像度の数値が大きいほうが写真などがきれいに表示される、と思っていてください。

 

最近のスマホはほぼフルHD以上の解像度が基本になっています。つまり、「ZenFone 5」は利用するには十分な解像度を持っているということですね。

 

ちなみにノッチ部分は設定により、ノッチの左右を黒く表示して隠すことができます。

背面には標準と広角レンズの二つのカメラにライト、指紋認証センサーが用意されています。背面中央上に用意された指紋認証センサーは左右どちらの手で持っても届く位置に用意されています。

 

右側面には音量ボタンと電源が用意されています。

 

底面にはイヤホンジャック、USB端子(Type-C)、スピーカーが用意されています。イヤホンジャックとUSB端子が別になっているので、既存のイヤホンを利用できます。

 

最近のトレンドとしてイヤホンジャックが廃止される機種もありますが、イヤホンジャックが別に用意されているほうが、音楽を聴きながらモバイルバッテリーで充電できるので、仕事とプライベートでフル活用するには分けてあるのがありがたいですね。

 

付属品は充電器、充電用USBケーブル、イヤホン、イヤーピース、クリアケースと一般的な付属品です。ちなみに純正のクリアケースがかなりしっかりと作られており、ケースにこだわりがなければ純正のクリアケースを利用するのがオススメです。筆者も気に入って使用しています。

通信量が多い人に最適のデュアルSIMに対応

「ZenFone 5」はスマホでの通信量が多い人に便利なDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応しています。このDSDVとは二つのSIMを利用することができる機能です。

 

このDSDVへの対応には、以下二つのメリットがあります。

  • 二つのSIMの通信容量を補い合えること
  • 二つの電話番号を一つのスマホで待ち受けできること

 

例えば、格安SIMと大手キャリアのSIMを利用して、通信容量を増やす。または仕事用、プライベート用に二つの電話を利用する、といったことができるのです。

 

ただし「ZenFone 5」では二つ目がmicroSDカードと共用のため、DSDVでSIMを2枚利用するとmicroSDカードを利用することができません。microSDをデータ保存用などに使いたい方は注意が必要です。

実際に使ってみてよかった3機能紹介!

実際に使用してみて「ZenFone 5」が便利だと感じた機能は下記の三つです。

 

  • 被写体によって自動的に設定を調整する「AIカメラ」
  • 「OptiFlex」機能で任意のアプリの起動を高速化
  • 「顔認証」機能で画面を見るだけで画面表示

 

それぞれどのように便利なのかを紹介していきましょう。

カメラ機能は被写体によって自動的に設定を調整

「ZenFone 5」のカメラのオートモードでは、被写体にフォーカスを合わせると被写体を自動的に判断して最適な設定に調整してくれる「AIカメラ」機能が搭載されています。

「人(ピープル)」「食べ物(フード)」「犬(ドッグ)」「猫(キャット)」「テキスト」「花(フラワー)」「葉っぱ(グリーン)」など合計16の撮影モードに自動で切り替わります。

 

上が「花(フラワー)」モード、下が「葉っぱ(グリーン)」。フォーカスを合わせると自動的に撮影モードが切り替わります。

撮影画面内、赤枠の箇所にある花のアイコンや葉っぱのアイコンでモードの変更がわかります。

 

ポートレートモードでは、奥行きを検知して、被写体をくっきりと、背景をぼかすといった一眼レフのような写真を撮影することができます。

 

上がメインカメラ、下が広角カメラの画面。広角カメラに切り替えると画面いっぱいに表示されるようになります。

 


カメラ機能はマニュアル操作も可能です。ホワイトバランス、露出、ISO値、シャッタースピードなどをマニュアルで操作できます。

よく使うアプリを「OptiFlex」機能で高速化できる

個人的に「ZenFone 5」の機能で、地味ながら便利だと感じたのが「OptiFlex」機能です。

 

この機能はよく使うアプリを登録することで、優先的にメモリを割り当て、起動を高速化する機能。ニュースアプリやよく遊ぶゲームなどを登録しておきましょう。

 

さらにCPUが必要と判断した際に自動で高クロック動作し性能の底上げを行う「AIブースト」機能が搭載されています。これをオンにすると処理性能が最大約15%向上します。

 

ただし、「AIブースト」をオンにしておくとバッテリーの減りが早くなるというデメリットも。
とはいえ、丸一日、フル充電状態から、電話にゲーム、Youtubeの再生などをしてみましたが、バッテリーには余裕があったので、充電があやしくなった時にこの「AIブースト」をオフにするぐらいでよいでしょう。

体感では処理性能が向上しているかどうかをお伝えしづらいので、「AnTuTuベンチマーク」アプリを使ってAIブーストをオン・オフしたときの状態を比較してみました。

 

「AnTuTuベンチマーク」はコンピューターやスマートフォンなどに3D表示など複雑な処理をさせて、速度を測るものです。

 

左が「AIブースト」オフ、右がオンにした時の「AnTuTuベンチマーク」の数値です。


「OptiFlex」機能は「設定」→「拡張機能」→「OptiFlex」から設定することができます。「加速」を有効にし、「OptiFlex」機能を利用したいアプリを有効にしましょう。

自然に使える「顔認証」機能

「ZenFone 5」を利用していて、さりげなく、かつ最も便利と感じたのが「顔認証」機能です。

端末を持ち上げてスリープを解除する機能と一緒に使うと、わざわざ電源ボタンを押して、パスワードやパターン、指紋認証などのロック解除をする必要もなく、素早く画面を表示することができます。

 

「顔認証」機能の便利さを感じたのは満員電車での使用時。生体ロック解除機能の1つである指紋認証よりも手軽だと感じました。

顔認証機能の登録は「設定」→「セキュリティと画面ロック」→「顔認証」から設定できます。合わせて指紋認証も設定しておくと便利です。

まとめ

一括購入では55,000円前後とあまりお手軽とはいえない価格ですが、ハイクラス機種に迫るスペックはかなり魅力的です。

 

そして各種機能を紹介しましたが、何よりも感覚的に各種機能が使えるので、初心者でも安心して購入できるスマホです。

あまり高い機種は価格的に手が出しづらいけれど、長く使えるバランスの取れたスペックを持ったスマホが欲しい、という人は「ZenFone 5」を候補として検討してみてはいかがでしょうか。

 



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