米デル、AIの導入を支援する「Dell AI Factory」の拡張を発表
2024年11月19日(火)19時19分 マイナビニュース
米デル・テクノロジーズは11月18日(現地時間)、AIソリューションポートフォリオ「Dell AI Factory」を拡張し、エンタープライズ企業のAI導入を支援することを発表した。
今回のプログラム拡張により、業界標準の19インチラックをベースとする「Dell Integrated Rack 5000(IR5000)」に搭載した「Dell PowerEdge XE9685L」と「Dell PowerEdge XE7740」サーバを提供する。「Dell IR5000」はスペース効率の高いフォームファクターで高密度アプリケーション向けに設計されており、エネルギー効率を損なわずに高いパフォーマンスを発揮するとのことだ。
「PowerEdge XE9685L」は4Uの液冷サーバであり、AI、マシンラーニング、ハイパフォーマンスコンピューティング、その他のデータ集約型ワークロード向けに設計されている。デュアル第5世代AMD EPYCプロセッサとNVIDIA HGX H200またはB200プラットフォームとの組み合わせにより、最大12のPCIe Gen 5.0スロットを有し、特定のコンピューティングニーズに合わせた構成のカスタマイズ性、ストレージとの接続性、高いIOスループットを提供するとのことだ。ラックあたり最大96基のNVIDIA GPUを搭載。
「PowerEdge XE7740」も4Uの空冷サーバ。2基のP-core搭載インテル Xeon 6プロセッサに加え、インテル Gaudi 3 AIアクセラレータもしくはNVIDIA H200 NVLを含む最大8基のダブルワイドPCIe アクセラレータ、またはNVIDIA L4 Tensor コア GPUを含む最大16基のシングルワイドPCIeアクセラレーターを使用。生成AIモデルの微調整や推論、大規模データセットからの価値抽出まで、現在のワークロードに合わせて構成を最適化できる。
また、「Dell Data Lakehouse」のアップデートによって、AIタスクに必要なデータを効率的に管理し分析するためのアーキテクチャを提供。このプラットフォームはAIに最適化されたハードウェアとフルスタックのソフトウェアスイートを基盤に構築され、拡張によってApache Sparkをサポートする。Apache Sparkとの統合によって、膨大な量のデータを管理している企業を支援し、インサイトの獲得に寄与する。
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