北海道 暴風雪ピーク過ぎても大雪警戒
今日(10日)の北海道付近は強い冬型の気圧配置となっています。ピークは過ぎましたが、風の強い状態は続くため、日本海側の沿岸の一部では夕方まで全く見通しの効かない猛ふぶきに警戒を続けて下さい。また、局地的に大雪にも警戒が必要です。
猛ふぶき いつまで警戒!?
道内は昨日(9日)の午後から今日(10)の朝にかけて風が急激に強まりました。未明には、留萌地方の増毛で34.5メートル、羽幌町焼尻で34.3メートルの最大瞬間風速を観測するなど、その他道内の12地点で、1月としては観測開始以来最も強い風が吹きました。ピークは過ぎましたが、日本海側では一部で風の非常に強い状態が続くため、雪を伴うと一瞬で視界がなくなる恐れがあります。留萌市、増毛町、小平町、石狩市には暴風雪警報が発表中です。夕方にかけて猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒を続けて下さい。
局地的な大雪に警戒を!
日本海上では北よりの風と西よりの風がぶつかりあい、活発な雪雲が発生しています。この雪雲が海から陸上に流れ込み、午後1時までの12時間に降った雪の量は上川地方の幌加内で32センチ、層雲峡で28センチととなるなど日本海側では局地的に大雪となっている所があります。今日いっぱい風向きにほとんど変化がない見込みで、同じような場所に集中して雪雲が流れ込み続け、これまでに大雪となっている地域でも積雪がさらに増える恐れがあります。上川中部・留萌南部・石狩北部・北空知・中空知には大雪警報が発表されています。明日(11日)正午までの24時間に降る雪の量は多い所で60センチに達する見込みです。大雪による交通障害に警戒が必要です。積雪が短時間に増える可能性があり、道路の境目が分かりにくくもなりそうです。やむを得ず車の運転をする場合は、スノーヘルパーなど雪にはまってしまった時に備えた準備をしてから、走り出すようにして下さい。
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