【巨人】オドーア獲得でも埋まらない懸案材料 注目される「右打者不足問題」とは
オドーアはチームの起爆剤となれるか(C)Getty Images
V奪回を目指すチームに明るいニュースだ。1月22日、巨人は新外国人選手としてルーグネッド・オドーア(前パドレス・29)の獲得を正式に発表した。単年契約で年俸2億円(推定)。背番号は「23」、メジャーでは主に内野手として活躍したが、日本では外野手登録となる見込みだという。
【動画】右ストレートが相手選手に炸裂! オドーアの衝撃的な乱闘シーン
メジャー時代の愛称は「狂犬」、かつては接触プレーで相手選手に右ストレートを炸裂させたという逸話も持つ。ファイティングスピリッツもあわせもつ助っ人がチームにどんな「化学反応」をもたらすか、注目される。
まずは打撃面。メジャーでは通算178発、568打点をマーク。左の強打者として3番・坂本勇人、4番・岡本和真に続く、ポイントゲッターとして活躍が期待される。
また守備面では、メジャーでは主に二塁手として活躍したが、巨人ではまずは右翼の定位置を争うことになりそうだ。ただメジャーでは右翼守備についたのはわずか9試合とあって、まずは実戦含め、アジャストできるかがチェックされることになる。本職は内野手とあって、二塁手・吉川尚輝や三塁を守る坂本に休養を取らせたいときなどにも機能できそうだ。
昨年までパドレスに在籍と現役メジャーリーガーの加入で打線の厚みもぐんと増すことも予想される中、打線を組む上では一つ懸案材料も浮かぶ。
今オフは昨年まで5番を主に務めていた中田翔、またベテランの中島宏之が中日に移籍、アダム・ウォーカーもトレードでソフトバンクへ、松田宣浩が引退し、現役ドラフトでは北村拓己がヤクルトに移籍した。シーズン中にもトレードでオリックスに広岡大志、同じくトレードでロッテに石川慎吾が移籍とこぞって右打者がいなくなったシーズンでもあった。
打線では主力の坂本、岡本が右打者のレギュラーとして君臨するも、全体的に左打者が多くなっており、ややバランスを欠くことに。中でも昨年わずか6勝と苦戦した阪神には巨人キラーとして知られる伊藤将司、昨年のチーム勝ち頭、大竹耕太郎など中継ぎ含め左腕に好投手がそろっており、どのように打ち崩していくかも注目となりそうだ。
またチームには若手の有望株として浅野翔吾、萩尾匡也などの右打者も控える。こういった選手がレギュラーに定着できれば打線のバランスも良くなるとあって、成長が待たれる。
V奪回の使者となれるか。まずはオドーアのパフォーマンスが注目となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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