ニキ・ラウダが所有していたメルセデスF1の株式は年内に返却。息子マティアスが明かす
元F1ドライバーで、2019年5月に亡くなったニキ・ラウダの息子マティアス・ラウダは、ニキ・ラウダが所有していたメルセデスF1チームの株式の10%がメルセデスに返還されることを明らかにした。
ラウダは2018年夏に受けた肺移植手術が原因の合併症を起こし、昨年5月に亡くなった。メルセデスF1の非常勤会長を務めていたラウダとメルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフは、ふたりともチームの株式の10パーセントを所有しており、残りの80パーセントはメルセデスが直接保有している。
だがラウダが急逝したため、チームの主要株主と事前に交わされた合意にしたがって、彼の所有株式は彼の家族の財産として譲渡されずに、メルセデスに返還されることになる。
「彼の所有株式は、シュトゥットガルトのメルセデスに2020年中に返還される」とマティアスは『Gazzetta dello Sport』に話した。
「株式は家族に譲渡されることはない。このことについては、数年前に書面による合意が交わされていた」
ラウダの家族は9カ月経った現在も、悲劇的な彼の死に順応しようとしている。先週末に開催されたデイトナ24時間レースにアストンマーティン・レーシングから参戦していたマティアスは、「朝起きると、今でも彼があのようなモータースポーツの伝説であったことが信じられない」とデイトナで語った。
「彼のことを毎日考えている。彼が亡くなってもう8カ月になるが、そのとき私は人生の新たな章を始めることになった。彼に誇りに思ってもらえるようにベストを尽くしている」
「父にとってモータースポーツはすべてだった。彼は非常に若い頃から家族の支援なしにキャリアを始め、F1タイトルを3度獲得した。酷い事故でキャリアを中断したが、カムバックしてタイトルを獲得した唯一のドライバーだ」
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