井上尚弥にフェザー級で11戦無敗の米元五輪戦士が異論「絶対にイノウエの発言が間違っていると分からせる」
井上が米老舗誌で放った発言に、フェザー級の米戦士キャリントンが嚙みついた。(C)Getty Images、(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
世界に「怪物」の異名を轟かせる偉才の“ある発言”に、新進気鋭のボクサーも意見した。
話題となっているのは、米老舗誌『The Ring』のインタビューで井上尚弥(大橋)が口にしたコメントだ。昨年7月に行われた
スティーブン・フルトン(米国)とのスーパーバンタム級で2団体王座戦について問われたモンスターは、「彼がアメリカ人だからなのかわからないけど、顔にパンチをもらうのを嫌っていた。大和魂で戦う日本人とはボクシングスタイルが違う」と指摘した。
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これはあくまでフルトン戦を振り返っての発言ではあった。しかし、これに黙っていなかったのが、IBF&WBOインターコンチネンタルフェザー級王者のブルース・キャリントン(米国)だ。
現地時間2月17日に米ニューヨークで行われたバーナード・トーレスとの王座戦を4回失神KOという豪快な内容で制していた元米五輪代表戦士は、米YouTubeチャンネル『Fight Hype』から井上について意見を求められると、「彼の経験からそう言ったのだろうと理解はできる」と指摘。そして、自信たっぷりにこう続けている。
「でも、彼は俺みたいなボクサーとは戦っていない。だから、その時が来たら現実を見せてやろうと思う。絶対にイノウエに発言が間違っていることを分からせるつもりだ」
以前から井上について「今のボクシング界で最も偉大な選手の一人」と敬意を示しつつ、「俺には彼を狂わせるだけのパワーがある」と断言していたキャリントン。プロキャリア通算11戦無敗(7KO)と圧巻の快進撃を続ける26歳だけに、いずれ“モンスター”のライバルになる可能性も小さくない。
現時点で24年はスーパーバンタム級での挑戦を断言している井上。フェザー挑戦は25年以降と見られているが、果たして——。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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