「アフマダリエフにとって大きなヒント」井上尚弥の“9月決戦”を米老舗メディアがはやくも展望 ラスベガスでのダウンを強調「左の一撃でダウンはこれが2度目」

2025年5月6日(火)16時20分 ココカラネクスト

井上が2ラウンド目にダウンを奪われたシーンに老舗メディアも注目した(C)Getty Images

 激戦を終えたばかりの王者をめぐり、すでに次なる戦いの話題が盛り上がりをみせている。

 ボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)が、現地時間5月4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)を8回TKOで下し、タイトル防衛を果たした。

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 試合序盤にダウンを奪われるなど攻め込まれる場面もあったものの、ラウンドごとに相手にダメージを蓄積させていき、最後はレフェリーストップでの勝利を収めている。米国ファンの期待通りに統一チャンピオンとしての強さを見せつけた。

 そして、試合後には井上本人が次戦について、9月にWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と戦うことを高らかに宣言したことで、はやくも4か月後のビッグマッチに人々の関心が向けられている。

 米『Sports Illustrated』では現地5月5日(同6日)配信のトピックの中で、9月14日開催予定となっている、井上対アフマダリエフ戦を展望。前日に防衛を成し遂げた井上の試合内容も振り返っており、2回のダウンシーンにも触れ、「イノウエにとっては試練の一戦だった」などと評している。

 日本人王者がカルデナスのパンチを浴びダウンした一連の流れについて同メディアは、「イノウエとの一戦を見据えるアフマダリエフにとって大きなヒントとなるかもしれない」と主張。続けて、「彼自身はカルデナスのようなインファイターではないものの、卓越したカウンターパンチャーであり、反応の速さでも優れている」などとアフマダリエフのスタイルを分析する。

 さらに、「そしてイノウエが『左の一撃』でダウンを奪われたのはこれが2度目。サウスポーであるアフマダリエフにとっては、この点も有利に働く可能性がある」と見通し、“モンスター打倒“の見込みについて持論を並べている。

 またトピックでは、アフマダリエフが現地5月30日(同31日)にルイス・カスティーヨ(メキシコ)との試合を控えていると説明しながら、「その関門を突破すれば、いよいよ9月14日のスーパーファイトに注目が集まることになる」などと期待を寄せた。

 果たして米メディアの見解の通り、左の一撃は現在の井上にとって“鬼門”となるのか。いずれにせよ、9月の戦いも見どころの多い対戦となることは間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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