「ウォーミングアップでもミスができない」岩村明憲氏が現役時代に感じたWBCの“重圧”と注目度の高さ
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来月に迫ったワールド・ベースボール・クラシックに臨む侍ジャパンの宮崎キャンプが、2月17〜27日の期間で実施されている。
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現役時代に東京ヤクルトスワローズや東北楽天イーグルス、メジャーリーグのタンパベイ・レイズなどで活躍し、2006年と09年に2度のWBCに出場。現在は独立リーグの福島レッドホープスで球団社長兼監督として活動している岩村明憲氏が、侍ジャパンのキャンプが行われるひなたサンマリンスタジアム宮崎でインタビューに応じ、WBCの思い出を振り返った。
2006年と09年と2大会連続でWBC優勝に輝いた岩村氏も、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で侍ジャパンのキャンプを経験した。岩村氏は「2006年のときは、まだそんなにお客さんが入っていませんでした。ただ、09年は球場内だけでなく、外まで人が溢れていました。球場までのバスも、中々敷地内に入っていけなかったという経験がありますね」と、当時の同球場の様子を振り返った。09年は当時マリナーズに所属していたイチロー氏がキャンプに参加したこともあり、約24万人もの観客が宮崎に駆け付けた。
練習にもかかわらず球場内外の超満員を見て、岩村氏は「ひと言でいうと『やばい』と思いました」と当時は感じたようだ。「ウォーミングアップの時から超満員で、最初はライトのところでミーティングをするんですけど、その時からかなりの視線を感じました。例えば、シートノックでエラーをするとお客さんからため息が聞こえてきました。すごく心に響きましたし、そういう緊張感は練習から常にありましたね」と岩村氏は語り、練習での重圧とファンの注目度の高さを実感したことを明かした。
岩村氏は「その緊張感は今回出る選手たちも感じると思います」と述べたが、今回もサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有がキャンプに参加するため、多くのファンがその光景を目に焼き付けようと詰め掛けることが予想される。
平均年齢27・3歳と史上最も若い侍ジャパンだが、重圧を跳ねのけ、14年ぶりとなる世界一を掴みとれるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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