「頭とフォームが一致していない」不調の青柳晃洋に元投手コーチが助言「少し球速を落としてでも」
エース青柳の早期の復調を岡田監督も願っていることだろう(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
2022年の最多投手、阪神の青柳晃洋が苦しんでいる。
開幕戦こそ勝利したが、それ以降の登板では勝ち星はなし。4試合に登板して1勝2敗、防御率4・95と求められている成績とはほど遠い。今年はかねてから不安視されていた左打者との対戦に苦労しており、左打者の被打率は・319。右打者の・200と比較すると、明らかに苦手にしていることがわかる。
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青柳は結果が出ていないものの、才木浩人や村上頌樹、大竹耕太郎などの先発陣が健闘し、チームもAクラスをキープしている。とはいえ、確実に勝ちを計算できるエースは優勝に不可欠であり、早々の復調が期待されるところだ。
かつて阪神で投手コーチを務めた球団OBの中西清起氏は、自身のYouTubeチャンネル「中西清起の虎の穴チャンネル」で、青柳が本来の調子を取り戻すためのアドバイスを送った。
青柳が4月21日の中日戦で3回途中4失点でノックアウトされたことについて、「本来のピッチングができていない」とキッパリ。外に抜けるボールが多かったことを指摘し、その理由として「腰の回転と腕の出所が遅れてきているのかな」「リリースがやっぱり合ってないですよね」「頭とフォームが一致していないということで、非常にもどかしさを感じてると思う」とフォームが定まっていないことを挙げた。
改善するための具体的な練習法も語っており、「長い距離の遠投とか、下半身主導のノック。ショートのあたりに入って足を使って送球するとか」「マウンドでいるとどうしても足を停止した状態で投げないといけない」と身体全体を使ってボールを投げる調整方法を提案。
また、マウンドに上がった際のアドバイスとして、「少し球速を落としてでも制球を中心に投げてほしい」「2〜3キロ落としてでも低いゾーンにボールを集められる、そういう投球をしていくのも手だと」と制球への強い意識を持つことを求めた。
実際、青柳は制球に苦しんでおり、与四球は計10個。コントロールが本来の状態に戻れば、阪神のローテーションはより盤石になるだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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