アルピーヌがダブル入賞。ガスリー「このパッケージがなぜこれほど強かったのか、理解する必要がある」/F1第10戦
2024年F1スペインGP決勝で、アルピーヌのピエール・ガスリーは9位、エステバン・オコンは10位でフィニッシュ、ダブル入賞を果たした。ガスリーはファーストスティントではグリッド位置の7番手を守って走行していたが、ピットストップで時間をロス。レース終盤まで8番手を走っていたものの、最終ラップでセルジオ・ペレス(レッドブル)にパスされた。
オコンは8番グリッドからのスタートでポジションをひとつ落としたが、ガスリーと同様に、レースを通して、タイヤ、エネルギー、燃料の管理をうまくやり、チームメイトに続く10位でポイントを獲得した。
■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=9位(66周/66周)
7番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード
チームとして今季ここまでのベストレースだった。それに関しては大いに満足している。土曜の予選でのパフォーマンスが良かったことが、9位という好成績につながったと思う。2ストップ戦略のレースを順調に実行し、それぞれのスティントもうまくマネージメントできた。8位でレースを終えることができそうだったのに、最終ラップに抜かれてしまったのが残念だ。僕としては全力を尽くしたんだけどね。
それでも、最速の2チームのクルマ、つまり序盤にマクラーレン、終盤にはレッドブルとバトルをするようないいレースができてうれしいよ。それはポジティブな点だ。このパッケージが、なぜここではこれほど競争力があったのかを理解する必要があるし、その学びを今後に生かしたい。僕らは良い方向へ進んでいる。これで僕は3戦連続のポイントフィニッシュだから、これを続けていきたいね!
■エステバン・オコン(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=10位(66周/66周)
8番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード
2戦連続で2台がポイントを獲得できて良かった。僕にとっては、クルマのバランスやトリッキーなスティントがあったという点でチャレンジングなレースだったけど、それでもまたトップ10圏内で完走できたから、その部分では満足している。終盤にはニコ(・ヒュルケンベルグ)が迫ってきたが、こちらはペースを維持して、コース上での実力で最後の1ポイントを手に入れた。
レースコンディションではスライドがひどく、ドライブしづらいと感じたことを始めとして、分析を要することがいくつかある。とはいえ、今週末はこれまでと比べるとはるかに競争力が高く、良い結果を得て週末を終えることができた。来週末のオーストリアでは連続ポイントの記録を伸ばすことを目指すよ。次戦はスプリントフォーマットだから、ポイントを獲得するチャンスが2度あるしね。
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