豊田章男会長「首位奪還の姿を必ずや見ていただきたい」と次戦フィンランドに意気込み【WRC第8戦後コメント全文】
7月18日(木)から21日(日)にかけて、東欧のラトビアで開催されたWRC世界ラリー選手権第8戦『ラリー・ラトビア』は、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が勝利を収めた。
チームメイトであるセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合2位に入り、トヨタ勢がワン・ツー・フィニッシュを飾った今大会の閉幕後、TGRより豊田章男TGR-WRT会長のラリー後コメントが発表されている。
WRC初開催となったラトビアでは、競技初日に総合トップに立ったロバンペラ組がライバルを圧倒。日に日にリードを拡げていき、2位となったオジエに約40秒、3位以下のライバルには1分以上のギャップを築く圧巻の走りを披露し、記念すべきバージンイベントを制した。前戦ポーランドに続く連勝を飾った“フライング・フィン”は、自身とチームにとっての“ホーム”イベントとなる次戦フィンランドに向け、好調を維持するかたちとなっている。
そんな今大会ラリー・ラトビア後に発表された豊田氏のコメントでは、冒頭で優勝クルーが祝福された後、トヨタがマニュファクチャラー選手権で首位と1点差に迫ったことが伝えられた。
その一方で豊田会長は、今季は例年果たせていたランキング首位でのホーム凱旋が実現しないことを「申し訳なく思います」と述べ、直後に「地元ファンの皆さまに首位奪還の姿を必ずや見ていただきたい」と続け、チームの本拠が置かれるフィンランドでの逆襲を誓った。
先日、大会概要が発表されたラリージャパンで、日本のファンとともにチームを待っているとも語られた、2024年シーズン第8戦『ラリー・ラトビア』終了後のコメント全文は以下のとおりだ。
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■豊田章男 (TGR-WRT会長)
「カッレ、ヨンネ、2戦連続での優勝おめでとう! セブとヴァンサンも2位に入り、ワン・ツー・フィニッシュ。彼らが獲得してくれた沢山のポイントで、我々は、ランキングトップのヒョンデに1点差まで差を詰めることができました」
「我々TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチームは、2021年以降、毎年、ランキングトップのチームとして“ホーム”フィンランドに戻ることができていました。しかし、今年はそれが惜しくも叶いません。母国フィンランドのファンに申し訳なく思います」
「次戦フィンランドで、多くの地元ファンの皆さまに首位奪還の姿を必ずや見ていただきたいと思います。準備の時間は少ないですが、チームのみんな、ホームラリーをよろしく頼みます!」
「そして、その先、“もうひとつの母国”日本に戻るときも、必ず、首位のままで!」
「日本のファンの皆さまとともに、モリゾウもチームのみんなを待っています」
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