ライコネン&ジョビナッツィがペナルティでポイント失い、クビサが復帰後初入賞。アルファロメオは控訴へ
2019年F1ドイツGPでアルファロメオの2台は揃ってトップ10内でフィニッシュした。しかし、レース後の審議により2台にドライバーエイドに関する違反があると判断されてペナルティを科され、ポイント圏外まで降格された。
悪天候で混乱したレースで、キミ・ライコネンは7位、アントニオ・ジョビナッツィは8位で完走、ダブル入賞を成し遂げたかに思われた。しかしレース終了後、2台に関して決勝スタート時のデータがチェックされることが発表された。
スチュワードは、F1競技規則第27.1条「ドライバーはひとりで援助なしに運転しなければならない」という項目への違反を疑い、チームの代表者から話を聞いた。FIAはドライバーを援助するためのシステムそれぞれについての規定を記した文書をチームに渡しているが、このなかのレーススタート時のクラッチトルクに関する規定にアルファロメオは従っていなかったと判断された。スタート時、クラッチのトルクがドライバーが要求したトルクと一致するまでの時間が規定を超えていたという。
スチュワードは、アドバンテージの可能性を伴う他のスタート違反に関する規則に合わせて、ライコネンとジョビナッツィに10秒のストップ・アンド・ゴー・ペナルティに相当する、レースタイムへの30秒加算を行った。
ふたりはそれぞれ12位と13位に降格になり、代わって、ロマン・グロージャン、ケビン・マグヌッセン、ルイス・ハミルトン、ロバート・クビサが、それぞれ7位、8位、9位、10位に繰り上がった。11位で今季初めてポイントを獲りそこなったものと思われたハミルトンが2ポイントを獲得。また、ウイリアムズとクビサは1ポイント獲得で、シーズン初入賞を果たした。クビサにとっては2019年にF1に復帰して以来のポイント獲得となる。
この裁定に基づいてFIAはすでに決勝最終結果を発表しているが、アルファロメオチーム代表フレデリック・バスールは、ペナルティに不満を示し、この裁定を覆すだけの証拠を提出できると主張して控訴の意志を表明した。
「ペナルティ」をもっと詳しく
「ペナルティ」のニュース
-
フェルスタッペン、ノリス&ペナルティの脅威と戦い辛勝「ハードが機能せず厳しかった。逃げ切ることができて安堵」5月20日9時32分
-
PPまで0.074秒のピアストリ「ペナルティでフロントロウを失い残念だが、表彰台を諦めていない」マクラーレン/F1第7戦5月19日13時29分
-
予選2番手のピアストリにペナルティ。マグヌッセンへの妨害で決勝3グリッド降格/F1第7戦5月19日3時34分
-
2台でペナルティ3回。乱戦を6&7位で終えたトヨタ「ポルシェとフェラーリは明らかに我々より速かった」/WECスパ5月12日16時10分
-
大事故&赤旗の原因となったキャデラックに、次戦ル・マンでグリッド降格ペナルティ/WECスパ5月12日10時31分
-
プライベーターのポルシェが首位躍進。トヨタ2台はペナルティで相次ぎ後退【WEC第3戦スパ/前半レポート】5月11日23時25分
-
オーストラリアと中国でのペナルティ裁定に不満のアロンソ。FIAのスペイン人に対する偏見を非難5月9日8時0分
-
『ポケモン スカーレット』ヤンヤンマが加速した回数100mのランニング! 全滅ペナルティも合わさり初回から10kmランとなった超健康的(?)な縛りプレイをご紹介5月8日12時0分
-
マグヌッセンへのペナルティの累積方法にマクラーレンF1代表が不満「スポーツマンシップの観点から意味をなしていない」5月8日8時0分
-
最後尾スタートのリカルド、トラフィックに苦しみ15位「スプリントと違い、本来のペースを発揮できなかった」F1第6戦5月7日7時51分