藤浪晋太郎が告白! 安定を支えたダルビッシュ有からの“助言”「日本人だから英語は喋れませんじゃなくて…」
オリオールズ移籍後も100マイルを超える速球で押す投球が冴えている藤浪。現地のインタビューでも好調ぶりが垣間見えた。(C)Getty Images
藤浪晋太郎(オリオールズ)の調子はすこぶる良さそうだ。
現地8月1日にオリオールズの地元放送局『MASN』のインタビューに応じた藤浪は、新天地での近況や自身の状態など、ありとあらゆる質問に答えた。
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アスレティックスからトレードで移籍してから約2週間。藤浪の状態は春先とは別人と言えるほどに安定している。5試合(6.1イニング)に登板し、防御率こそ4.26(直近3試合では無失点)ながら、被打率.143、奪三振率12.79とリリーバーとして抜群の成績を記録。オリオールズを率いるブランドン・ハイド監督からも「ファンタスティックな投手」と太鼓判を押されるなど、新戦力として真価を発揮中だ。
ますます意気軒昂といった様子の29歳の剛腕は、新天地での近況について「皆、すごい優しくしてくれますし、適応しやすいように話しかけてくれて良い空気をつくってくれて、やりやすくしてくれている」と吐露。そのうえで自身が「師匠ではないですけど、友人というよりは教えてもらうリスペクトする存在」とするダルビッシュ有(パドレス)から送られたメジャーで活躍するための助言を明かしている。
「今年じゃないですけど、だいぶ前にアメリカで一緒に自主トレした時は『言葉はその国の文化だから、自分は日本人だから英語は喋れませんじゃなくて、積極的に話しにいくようにした方がいいよ。頑張って覚える方がいいよ』とアドバイスされました。プレーに関しては『自分のやりやすいように、思ったようにプレーしてね。周りにあまり気を使うことない』ってアドバイスをしてもらいました」
自身の尊敬するレジェンドからの影響は大きい。その言動にはどこか余裕も見て取れる。インタビュアーから「あなたにとって野球とは何か」と問われた藤浪は、「自分が子どもの時から慣れ親しんできたものですし、人生そのものといっても過言じゃない」と胸を張った。こう受け答えができるのも、取り組んできたことへの手応えを掴み、目に見える結果を出してきた影響だろう。
レギュラーシーズンが佳境へと向かい、ポストシーズン進出争いがヒートアップするなかで、藤浪はどれだけの貢献をオリオールズにできるのか。1年契約というシビアな環境に身を置くだけに、そのパフォーマンスは大いに注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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