「接戦を取れるのはリリーフ陣の強さ」阪神救援投手の層の厚さをかつてのV戦士が称賛 「左が5枚もブルペンにいるのは阪神だけ」
岩崎をはじめとしたブルペン陣の安定が阪神を支えているのは間違いない(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
2005年シーズン以来のペナント制覇に向かっている阪神は、現在4連勝中、優勝マジックも「23」にまで減らすなど、安定した戦いを続けている。
8月22・23日の京セラドームでの中日2連戦では、2試合とも中日に先制を許すも、その後、中盤以降で阪神が追いつき、勝ち越すという展開が続いた。粘りをみせた打線や、大量点を防ぐ堅い守備もみられた他、リリーフ陣のクオリティも光った。
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2試合とも6回からリリーフ投手5人ずつでの継投が行われ、いずれのゲームも無失点に抑えている。この2戦では初戦に西勇輝、翌日に大竹耕太郎が先発し、その後は救援陣が中日打線を押さえ、見事にゲームを作った。
今季、首位を走り続ける原動力であり、ここに来てさらに安定感を増してきている阪神リリーフ陣に対し、阪神球団OBからもその貢献度を称える声が伝えられている。
現役時、阪神投手陣の抑えの切り札として活躍し1985年のV戦士でもある中西清起氏がYouTubeチャンネル『中西清起の虎の穴チャンネル』を8月24日に更新。現在の阪神リリーフ陣についての印象や起用法について語っている。
中西氏は中日との2連戦の試合展開を振り返り「リリーフ陣は盤石。誰が出ても失点していない」と述べており、さらに延長戦にもつれ込んだ初戦の4-3の勝利についても「接戦を取れるのはリリーフ陣の強さ(があるから)」と強調した。
また「8月に入ってから1イニングに2人、もしくは3人といった、非常に小刻みな継投が目に付く。1人に負担をかけないで、みんなで疲労度を少なくしようとしている」として、継投パターンに変化が表れていると見解を示しており、「そういう起用に選手も応えている」と語った。
さらに中西氏は、桐敷拓馬、島本浩也、及川雅貴、岩貞祐太、岩崎優の名前を挙げ、「左が5枚、ブルペンに入っているチームは12球団でも阪神だけ」と指摘。「(ワンポイントも含めた)右、左、右、左という細かな継投ができますよね」として、リリーフ陣の充実ぶりを称えている。
夏場の疲労などから先発投手が早い回でマウンドを降りるケースも目立つものの、8月はここまで16勝4敗と驚異的な数字を残してきている阪神。ロードでの戦いが続く中、12球団一の層の厚さと評される救援陣は、最終盤の戦いでも勝利を呼び込む大きなポイントとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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