オリックス 敗戦も光明は若手救援陣の力投 川瀬が7戦連続無失点、配置転換の椋木も2回零封
2025年4月26日(土)18時31分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ オリックス0—3西武(2025年4月26日 ベルーナD)
オリックスは先発のエスピノーザが今季最短の4回9安打3失点で降板も、後をうけた若手救援陣が力投を見せた。
5回から登板の川瀬は先頭の中村剛を左飛に打ち取るなど1回を3者凡退に抑え、これで登板7試合連続無失点。昨季7月末に育成から支配下登録された高卒5年目右腕は、「まだ若いイニングだったので、3人で終わって流れをつくろうと。“打ってみろ”ぐらいの気持ちで、自然と腕も振れている」と手応えを口にした。
6回からは所沢遠征から中継ぎに配置転換された椋木が、2回を零封。今後もしばらく救援起用が続きそうな右腕は、「今は負けの展開ですけど、中継ぎやるならやるで、ちゃんと勝ちにつながる試合で投げられるように頑張りたい」と息巻いた。
山田、古田島と開幕からフル稼働が続いていた救援投手をリフレッシュで抹消させた中、8回の1イニングを無失点で抑えた権田も含めた若手リリーバーの奮闘は、今後に向けての光明の一つ。岸田監督も「みんな意気に感じて投げてくれているんでね。競争にはなると思いますけど、みんなどんどん良くなってきていると思う」と、うなずいた。 (阪井 日向)