清宮幸太郎が「主砲」になるには何が必要?元首位打者の鉄平が指摘「下半身の使い方を改善すべき」
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現役時代は2009年にパ・リーグ首位打者に輝くなど巧打者として活躍し、2020、21年には東北楽天ゴールデンイーグルスで打撃コーチも務めた鉄平氏が、日本ハムの清宮幸太郎について語った。
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鉄平氏は「キャリアハイの本塁打を放っているのは評価できる」としたうえで、清宮がさらにレベルアップするために「確実性がほしい」と課題を挙げた。とりわけ強調したのが、「タイミングを外された時にスイングのレベルが極端に落ちる」ところだ。
今季の清宮はキャンプ時から減量やスイングの改善に取り組み、着実に打撃能力を向上させてきた。しかし、相手投手陣が清宮の”弱点”を突いて来るようになると、途端に失速。とりわけ、変化球でタイミングを外された際に、フォームが崩れてミスショットを繰り返した。これについて鉄平氏は、「いつでも自分の形で打てるわけではない。スイングレベルが破綻しないように、来る球によって微調整が必要」と指摘。また、「スイングのレベルを保つには脚の使い方が大事」と清宮が成長していくためのポイントにも触れた。
下半身の使い方は一朝一夕に修正できるものではなく、「身体に沁みついているものを一度解いて組みなおさなければいけない」と抜本的な打撃フォームの改良も視野に入れたいと語る鉄平氏は、それでも「スイングの力はある。下半身の使い方を改善していけばホームラン数も上がってくる」と、今後の清宮に期待を寄せてもいる。
鉄平氏も「痩せましたね」と笑顔を見せるほど減量を成功させた清宮。今季は新庄ビッグボスから”マッチョ化計画”の指令も出るなど、首脳陣からの評価は依然として高いようだ。未完の大砲のさらなる進化に注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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