日本ハム・新庄剛志監督 清宮幸太郎に再びのダイエット指令 レギュラー確約とはいかない「舞台裏」

2023年6月5日(月)11時0分 ココカラネクスト

実戦復帰を果たした清宮(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 日本ハム・新庄剛志監督が期待のロマン砲、清宮幸太郎内野手に再び「愛のムチ」だ。

 日本ハムは4日の巨人戦(東京ドーム)にともに今季最多となる14安打、10得点を挙げて大勝した。また同日に行われた、イースタン・巨人戦(鎌ケ谷)で左脇腹肉離れから実戦復帰した清宮に対し、試合後、言及した。

【関連記事】日本ハムや巨人の監督じゃ小さい!?名将・栗山英樹に高まるコミッショナー就任待望論

 2打数無安打に終わった清宮の映像を確認したという新庄監督は打撃内容に関しては評価しつつ、「まだまだ全然呼ぶ気ないです」と早期昇格を否定。理由として「しっかりスリムにさせてから。太っているようじゃあ、僕は戻さないですよ」と明言。打線が好調なこともあり、「今、(他の選手が)調子いいんでね。入ってくるスペースない」と現時点で昇格しても、即スタメンで起用する見込みもないとした。

 清宮へのダイエット指令は指揮官が1年目シーズンに入る前のオフにも出されたことがあった。もっと体を絞ったほうがいいといわれた清宮は見事10キロの減量に成功。昨年キャリアハイとなる18本塁打をマークとブレイクの兆しを見せた。

 迎えた今シーズン、開幕から順調に打席を重ねていたが、4月20日のロッテ戦で左脇腹を痛め離脱。一方、現在のチームは万波中正がホームランキングを独走、万波と4番争いの渦中にいる野村佑希も3戦目の巨人戦でホームランを放った。現在一塁を守る、逆輸入ルーキーの加藤豪将がデビューから8試合連続安打と清宮以来となる新人最長記録を更新。絶好調とあって、新庄監督のコメントにあるように「入ってくるスペースない」のは実情ともいえる。

 また、厳しい言葉の裏には成長を願う指揮官の愛情がある。痛めたのが脇腹とあって、無理をするとクセになりやすい箇所でもある。しっかり治して、上がってきたときには大暴れ——、新庄監督が描く「青写真」に清宮は応えることができるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「清宮幸太郎」をもっと詳しく

「清宮幸太郎」のニュース

「清宮幸太郎」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ