アンドレ・ロッテラー、2024年はフォーミュラEに参戦せず。シングルシーターからの引退を発表
9月8日、ABB FIAフォーミュラE世界選手権で活躍してきたアンドレ・ロッテラーは、自身のSNS上で2024年はフォーミュラEに参戦しないと発表した。ポルシェとともに挑むFIA WEC世界耐久選手権に集中するためで、同時に26年間に渡るシングルシーターレースでの活動に幕を閉じるとした。
1981年生まれのロッテラーは、1998年にADACフォーミュラジュニアで四輪デビュー。2000年にドイツF3に参戦すると、2001〜2002年にはジャガーF1チームのリザーブドライバーを務めた。2003年からは日本に活動の場を移し、JGTC全日本GT選手権/スーパーGTでの活動とともに、フォーミュラ・ニッポンに参戦。2011年にはチャンピオンも獲得した。
2010年からはアウディでル・マン24時間に参戦、3勝を飾るなど日本でのスーパーGT王座、WECチャンピオンなど華々しい成績を残し、2014年にはF1にもスポット参戦するなど多くの実績を残してきたロッテラーだが、フォーミュラEでも2017-18シーズンから参戦するなど、絶えずシングルシーターでのキャリアを積んできた。しかし、9月8日に自身のSNSで、2024年のWEC制覇に集中するべく、シングルシーターでのキャリアを終えると発表した。
「みんなとシェアしておきたいニュースがある。僕の26年間に渡るシングルシーターレースのチャプターの幕を閉じるときが来た」とロッテラーは綴った。
「僕はポルシェ・ペンスキー・モータースポーツとともにル・マン24時間、そしてWECで優勝するという挑戦に集中するため、フォーミュラEではもうレースをしないことを決めた」
「フォーミュラBMWからフォーミュラ・ルノー、F3、チャンプカー、フォーミュラ・ニッポン、そしてスーパーフォーミュラ、F1、そして2017年から参戦したフォーミュラEのファミリーと、素晴らしいレースを戦ってきた。この革新的でエキサイティングなシリーズへの参加を手伝ってくれた人たちに感謝したい」
「フォーミュラEチームの最初から最後までサポートしてくれたエンジニアのファブリス・ルーセル、そしてシーズン9で僕を信頼してくれたアバランチ・アンドレッティ・フォーミュラEに感謝したい」
ロッテラーはフォーミュラEへの感謝を示しつつ、「あらゆる持続可能なテクノロジーを推進できたこと、パドックで素晴らしい人々に出会えたことに感謝し、誇りに思っている。その中の何人かは僕の親友となった」とした。
SNSの最後に、ロッテラーは「長年に渡る素晴らしいサポートに感謝し、ドライバーのみんなの幸運を祈っているよ」と綴っている。
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