ヒョンデ、高級車ブランドのジェネシスでスポーツカーレースに参入へ。LMDh開発を発表

　9月12日、韓国のヒョンデは高級車ブランドの『ジェネシス』でスポーツカー耐久レースに参入すると発表した。LMDhプログラムをスタートさせ、ヒョンデ・モータースポーツにとってWRC世界ラリー選手権、TCRと同様の柱になるとした。

　ジェネシスは、2015年にヒョンデが立ち上げた高級車ブランド。市販車ではセダンやSUVなどのラインアップを展開しているが、新たにスポーツカー耐久レースの世界に向けてLMDhを開発し参入することが発表された。

　12日にヒョンデ・モータースポーツとジェネシスが発表した声明によれば、「ジェネシスがLMDhプログラムを通じて、耐久レースの世界に野心をもって参入することを発表できることを誇りに思う。ジェネシスは高性能なイメージを強化するプログラムを模索しており、さまざまなオプションを評価した結果、現時点ではLMDhが最も戦略的であると判断した」という。

「我々はLMDhを慎重に分析し、モータースポーツへの取り組みとロードカーにおけるモビリティ技術を開発するに正しいプラットフォームであることが分かった。耐久レースという激しい競争の分野は、ジェネシスの技術、フィロソフィー、パフォーマンスを披露するまたとない機会を提供してくれる」

　現段階では、LMDhがいつデビューし、どのシャシーを使用するかなど、プログラムの詳細は明らかにされていないが、WEC世界耐久選手権はジェネシスのWEC参戦の可能性については、選考委員会の承認を条件とするとした。

　ジェネシスは2024年から、6回のル・マン24時間勝者であるジャッキー・イクスをブランドパートナーとして迎えている。

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